< 来週の為替見通し/レンジは1ドル=78.85-80.10円を想定

本日の相場見通し/東京市場は買いが先行する見通し >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月17日 16時34分

来週の相場見通し/外部環境が悪化しない限り、引き続き、堅調相場を続ける

来週の日経平均は外部環境が悪化しない限り、引き続き、堅調相場を続ける見通し。想定レンジは8900円~9300円程度。17日の日経平均の終値は9162.50円と、7月4日高値9136.02円を超えた、この結果、6月4日の8238.96円を1番底、9136.02円をネックライン、7月25日の8328.02円を2番底とする、ダブル・ボトムが完成した。このためトレンドは上向きで、短期的には、まずは5月2日と7日とで空けた窓(9206.45円~9344.53円)埋めが強く意識されそうだ。

ところで、8月第2週(6~10日)の投資部門別株式売買動向では、個人投資家が5週ぶりに売り越した。売越額は1792億円で、2月第3週の1861億円以来、約半年ぶりの大きさだった。一方、外国人投資家は7週ぶりに買い越した。買越額は591億円だった。逆張りを好む個人投資家、順張りを好む外国人投資家の特徴が明確に出てきている。こうなると、ここから上値では、個人投資家の利食いや、戻り待ちの売り物が出てくる公算が大きい。

足元の日本株高は、米株高と、対ドルでの円高一服が大きく寄与している。16日の米国株式市場では、NYダウは5月2日以来、約3カ月半ぶりの高値で取引を終えた。ナスダック総合指数は、4月27日以来の高値だった。S&P500種株価指数は4月2日以来の高値を付けた。

また、16日のNY円相場は4日続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=79円30~40銭で取引を終えた。一時79円40銭と、7月13日以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。

このドル高の背景は、米長期金利の上昇。16日のNY債券市場では、10年物国債利回りは前日比0.02%上昇し、1.83%で終えた。一時1.85%と、5月11日以来、約3カ月ぶりの水準に上昇した。米国債券市場では米国の先行き景気に対する過度の悲観が後退し、元本割れリスクが小さく安全資産とされる米国債を売る動きが続いている。

これらを反映する格好で、17日の日経平均が5月8日の9181.65円以来、約3カ月ぶりの高い水準を付けたのだ。

ところで、東証一部の売買代金が総じて1兆円を割り込み続け、現物の売買高は低調な状況下、225先物9月物ラージは、16日、17日と、2日連続で5万枚超の出来高をこなしている。国内勢がお盆休み、海外勢が夏季休暇で売り圧力が弱い中、小口の先物買いにより、裁定買いなどが誘発され、日経平均が押し上げられてきたと観測される。

先物主導、買戻し主体で商いが一向に盛り上がらないとはいえ、チャート的に、日経平均のダブル・ボトムが完成したことは事実。確かに足元は脆弱かもしれないが、少なくとも、外部環境が想定以上に悪化しない限り、来週も堅調な相場が期待できるだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)