< 相場概況(主力株)/10日の日経平均は前日比87.16円安の8891.44円

来週の為替見通し/レンジは1ドル=78.00-79.00円を想定 >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月10日 16時40分

来週の相場見通し/日経平均のメインレンジは8700円~9100円程度

来週は、お盆休みで市場参加者が激減する中、日経平均は高値圏で、膠着するとみている。米国株が約3ヶ月ぶりの高値にあるため、日経平均もゴールデン・ウィーク前後のレベルまで戻っても不思議はないというムードが強まっている。

日経平均の10日終値は8891.44円と、200日移動平均線(10日現在、8956.20円)が抵抗する一方、75日移動平均線(同、8799.47円)は上抜けており、これがサポートとして意識されている。

来週は、日経平均が75日移動平均線より上にいれば、まずは、7月4日高値9136.02円、次に、5月2日と7日とで空けた窓(9206.45円~9344.53円)埋めが意識されよう。逆に、75日移動平均線を下回ると、25日移動平均線(同、8721.58円)付近までの調整を覚悟したい。

よって、来週の日経平均のメインレンジは8700円~9100円程度。

これまで世界の金融市場を揺さぶっていた欧州債務問題は、政策対応実施の期待が強まり、ひとまず不安が後退している。不安が後退したきっかけは、ドラギECB総裁が7月26日の講演で「ユーロを守るためにあらゆる手段を取る用意がある」と宣言したこと。そして、ドラギ総裁が2日に条件付きで南欧諸国の国債を買い入れる方針を表明したことだった。

足元では、メルケル独首相をはじめとする欧州の首脳が夏季休暇中で、悪材料が出にくい状況もプラスに作用している。

以上のことから、欧州債務問題が再び市場の不安材料にならない限り、来週の日経平均は比較的堅調な動きが続く公算が大きい。

ところで、東証が9日発表した8月第1週(7月30日~8月3日)の投資部門別株式売買動向では、外国人は6週連続で売り越しだった。6週間の売越額は計2889億円。また、8月第1週の日経平均先物とTOPIX先物の投資部門別売買動向でも、外国人は2週連続で売り越した。

もしかしたら、8月第2週は買い越しに転じているかも知れないが、東証一部の売買代金は低調で、商いは一向に盛り上がっていない。このため、指数は堅調ながら、先高観が強まる相場にはなりそうもない。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)