
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月09日 15時18分
相場概況(主力株)/9日の日経平均は前週末比123.87円安の8896.88円
9日の日経平均は前週末比123.87円安の8896.88円、高値は8954.44円、安値は8892.17円。東証一部の出来高は12億8339万株、売買代金は8049億円、時価総額は263兆9147億円、値上がり銘柄数は535銘柄、値下がり銘柄数は1016銘柄、変わらずは126銘柄。日経平均は大幅に3日続落。
6日のNYダウは大幅に続落し、前日比124.20ドル安の12772.47ドルで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.40(2.29%)安の17.10だった。6月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数は前月比8万人増と、増加幅が3カ月連続で10万人の大台を割り込んだ。市場予想の約10万人増も下回った。これが嫌気された。
NY円相場は3日ぶりに反発し、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=79円60~70銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、前日比1円10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=97円85~95銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落した。WTI期近の8月物は前日比2.77ドル安の1バレル84.45ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落した。8月物は前日比30.5ドル安の1トロイオンス1578.9ドルで取引を終えた。
前場の日経平均は3日続落。6日は、スペインの10年物国債利回りが一時、7%台に乗せ、イタリアの10年物国債の利回りも6%台まで上昇した。欧州債務不安が燻り続けているため、ユーロ安は続き、多くの投資家はリスクオフのスタンスを継続した。これに加えて、米国労働市場の改善ピッチ鈍化だ。多くの投資家は模様眺めスタンスを崩すことなく、買い手控え気分が強かった。
後場の日経平均は下げ幅を拡大。終値ベースでは、6月28日以来、7日ぶりに9000円を割り込んだ。東証一部の売買代金は6日連続で1兆円を割り込み、5月28日以来、約1カ月半ぶりの低水準にとどまった。円高基調の継続が嫌気された。また、中国の6月のCPIは前年同月比2.2%の上昇と、上昇率が5月の3.0%に比べて急速に鈍化。工業生産者出荷価格(PPI)も4ヶ月連続で、前年同月比で下落し下落率が一段と拡大。このため中国景気先行き不安が強まり、ファナック(6954)、コマツ(6301)などの中国関連が売られた。また、6日に12年8月期の連結業績予想を下方修正したことが嫌気され、ファーストリテインリング(9983)も下落した。これらの主力株の動きが指数を押し下げた。
東証33業種では、医薬品、電気・ガス、陸運、空運、水産・農林、サービス、情報・通信、金属製品、建設の9業種が値上がりした。一方、証券、商品先物、輸送用機器、電気機器、機械、ゴム製品、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、保険、ガラス・土石、精密機械などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは東天紅(8181)、2位はインターニックス(2657)、3位は図書印刷(7913)。一方、値下がり率トップはアタカ大機(1978)、2位はダイエー(8263)、3位は日本セラミック(6929)。