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来週の為替見通し/1ドル=80.50-83.00円で強含みの展開 >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

03月30日 15時33分

来週の相場見通し/円相場が円安基調にならない限り、調整色を強める

来週の日経平均は、米株が力強い上昇に転じたり、円相場が円安基調にならない限り、調整色を強める見通し。テクニカル的には25日移動平均線(30日現在、9917.45円)や、日足ベースの一目均衡表の基準線(同、9882.12円)付近までの調整を想定する。一方、上値は外部環境が余程想定を超えて改善しない限り、27日の10255.15円を上抜くことは難しいとみている。基本的には、5日移動平均線(同、10130.86円)がレジスタンスとして機能し続ける公算が大きい。

なお、3月第3週(19~23日)の投資部門別株式売買動向では、個人投資家は14週ぶりに買い越した。買越額は2119億円と、2011年8月第2週の2796億円以来約7カ月ぶりの高水準だった。個人が辛抱たまらなくなって買ったところは目先天井になると、かねてから危惧していたので要注意だ。また、外国人は13週ぶりに売り越した。売越額は2695億円だった。これも調整を示唆サインとみておきたい。

所詮、逆張りしかできない・しない個人投資家は相場のトレンドを形成できるわけではない。よって、少なくとも、外国人が買い越しに転じるまでは、上昇トレンド発生期待できない。それまでは、日経平均の上値は重く、調整色が強まる見通しだ。

また、23日時点の信用買い残は1兆3645億円と前週比1019億円増え、11年12月30日時点以来約3カ月ぶりの高水準に積み上がっている。増加は5週連続だ。信用売り残は2週連続で減少し、6610億円と前週より351億円減った。将来の売り予約の買い残が着々と積み上がり、買い予約の売り残が減っている。信用需給は悪化傾向だ。

一方、信用取引の評価損益率は23日申し込み時点でマイナス9.59%と、16日申し込み時点のマイナス8.72%から悪化した。9日申し込み時点ではマイナス8.46%まで改善していたが、ここ2週は再び悪化した。相場が回復基調なのに、買い方の手の内が悪化している。これもネガティブな状況だ。

ただし、現状の調整は、中期上昇トレンド期間中のあくまでも「短期的な時間調整局面」との認識だ。日米欧の中央銀行が金融緩和姿勢を強めていることに加え、米国の雇用情勢が良好なため、世界の金融市場が、昨年後半のような混乱・総悲観状態に陥ることはないとみているからだ。特に日本株は年末・年始から押し目らしい押し目を形成せずここまで上昇したため、足元の調整は当然であり、健全な調整とみている。

また、これは対ドル・対ユーロでの円相場にも当てはまる。日本株は円相場の感応度が高まっている。よって、今後、円買い・ドル売り、円買い・ユーロ売りが一巡するタイミングが、日本株調整一巡の合図となるだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)