
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月16日 15時24分
来週の相場見通し/外部環境が大幅に悪化しない限り、堅調に推移
来週の日経平均は、外部環境が大幅に悪化しない限り、堅調に推移する見通し。テクニカル的に、日経平均は、パラボリックが買い(SARは9637.24円)転換し、新値3本足が陽転している(陽転値10129.83円、陰転値9929.74円)。また、日足ベースの一目均衡表の転換線(16日現在、9833.92円)を上回っている。また、MACD(12日-26日、シグナル9日)もゴールデン・クロスしている。
なお、25日移動平均ベースのボリンジャーバンドでは+1σ(同、9936.56円)を上回っているので、+2σ(同、10233.87円)との「バンドウォーク」を継続する可能性が高まっている。無論、+1σを割り込むと、中心値(25日移動平均線(同、9637.86円)へのサヤ寄せが強く意識されますが、それは+1σを割り込んだことを確認後で十分だ。よって、来週の日経平均の想定レンジは、9900円~10300円程度。少なくとも、+1σを割らない限り、上振れし易い相場が続く公算が大きい。
ところで、3月第1週(5~9日)の投資部門別株式売買動向では、外国人は11週連続で買い越した。買越額は376億円と前週の1428億円から急減したが、買い越しは買い越しだ。この外国人の買い越し姿勢が続く限り、強い相場が継続するだろう。一方、個人は737億円売り越した。売り越し額は前週の61億円から急増した。売り越しは11週連続。来週以降、個人が辛抱たまらなくなって、買い越しに転じたら目先の天井になるかもしれないと、警戒はしておきたい。
なお、金融危機や循環的な不景気後に、株が上がるためには、(1)政府が積極的に財政を出動するか、または、(2)中央銀行がリフレ策(金利引き下げ・量的緩和)を講じることが必要だ。日本は、復興のため積極財政を取らざるを得ない。そして、今まで腰の重かった日銀は2月14日にFRBにならって「物価安定のめど」を導入した。つまり、少なくとも、2月14日の段階で、(1)と(2)の条件が完全に揃った。また、欧米経済・金融環境も落ち着きを取り戻している。
国内、海外ともに、日本株に対して、弱気になる理由が見当たらない状況だ。もちろん、相場だから、当然、短期的な上げ、下げはあるし、現状の短期テクニカルは明らかに過熱している。しかし、現在の相場は、前述の2条件が揃っているため、押し目買いが報われる相場だ。特に、「震災復興」と「インフレ」をキーワードにした銘柄群は今後も循環的に物色される公算が大きいと考える。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)