< 来週の相場見通し/材料無しなら、低ボラティリティー・流動性枯渇状態が恒常化

来週の為替見通し/レンジは1ドル=77.10-79.50円を想定 >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

12月30日 15時17分

相場概況(主力株)/大納会の日経平均は前日比56.46円高の8455.35円

大納会の日経平均は前日比56.46円高の8455.35円、高値は大引け値、安値は9時37分の8415.56円。東証一部の売買代金は4831億円、値上がり銘柄数は1313銘柄、値下がり銘柄数は225銘柄、変わらずは129銘柄。日経平均は4日ぶりに反発。日経平均の年末終値は、1982年以来29年ぶりの低水準となった。日経平均は年間で1773.57円(17.34%)下落した。下落は2年連続で、下落率は3年ぶりの大きさだった。また、11年の東証1部売買代金は04年以来の低水準で、東証1部の時価総額は、1年で54兆2972億円減少した。

29日のNYダウは3日ぶりに反発し、前日比135.63ドル高の12287.04ドルで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.87(3.70%)安の22.65だった。11月の仮契約住宅販売指数が前月比7.3%上昇し、市場予想の0.5%程度の上昇以上に上昇し、昨年4月以来の高水準となった。また、12月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は市場予想ほど低下しなかった。これらが好感された。

NY円相場は反発し、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=77円60~70銭で取引を終えた。円は対ユーロで4日続伸し、前日比25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=100円55~65銭で取引を終えた。ロンドン市場では、一時100円06銭と、2001年6月以来約10年半ぶりの円高・ユーロ安水準を連日で付けた。

NY原油先物相場は反発。WTI期近の2月物は前日比0.29ドル高の1バレル99.65ドルで取引を終えた。NY金先物相場は6日続落。2月物は前日比23.2ドル安の1トロイオンス1540.9ドルで取引を終えた。

大納会前場の日経平均は4日ぶりに反発。米株が堅調な上、29日のイタリア3~10年物国債入札に大きな波乱はなく、約70億ユーロを調達したことが、買い材料となった。しかし、イタリア10年債の利回りは7%付近での推移であり、手放しで安心できるレベルでもない。このため、欧州債務問題は燻り、ユーロ安は続き、世界の投資家はリスクオフを継続。結果、指数は膠着。積極的な売買は行われず、閑散相場も続いた。

後場の日経平均は大引けにかけ、上げ幅をやや拡大。上海株などの堅調さが好感された。ただし、多くの投資家は様子見スタンスを崩さず、商いは一向に盛り上がらなかった。

東証33業種では、空運、電気・ガス、金属製品、鉄鋼、不動産、パルプ・紙、非鉄金属、倉庫・運輸、ガラス・土石、建設、輸送用機器などが値上がりした。一方、証券、商品先物の1業種が値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはランド(8918)、2位はブイ・テクノロジー(7717)、3位は日本エム・ディ・エム(7600)。一方、値下がり率トップは三陽商会(8011)、2位はリロ・ホールディング(8876)、3位は神栄(3004)。