
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
04月12日 15時07分
相場概況(主力株)/12日の日経平均は前日比164.44円安の9555.26円
12日の日経平均は前日比164.44円安の9555.26円、高値は9時37分の9603.64円、安値は12時47分の9513.27円。東証一部の売買代金は1兆4158億円、値上がり銘柄数は133銘柄、値下がり銘柄数は1485銘柄、変わらずは59銘柄。日経平均は大幅続落。
11日のNYダウは3日ぶりに反発し、前週末比1.06ドル高の12381.11ドルで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同1.28(7.16%)安の16.59だった。IMFが、原油高を世界経済の下振れリスクのひとつとして挙げたことをきっかけに、原油先物価格が利益確定売りで大幅に反落した結果、エネルギー株が売られた。また、引け後に本格的に始まる、米企業業績が予想を下回る可能性があるとの懸念が広がったことも影響した。
NY円相場は3日続伸し、前週末比15銭円高・ドル安の1ドル=84円55~65銭で取引を終えた。円は対ユーロで反発し、前週末比65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=122円05~15銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は4日ぶりに反落。WTI期近の5月物は前週末比2.87ドル安の1バレル109.92ドルで取引を終えた。NY金先物相場は6日ぶりに反落。6月物は前週末比6.0ドル安の1トロイオンス1468.1ドルで取引を終えた。
前場の日経平均は大幅下落。東北と関東の被災地では、11日夕方にも震度6弱の激しい揺れを観測する地震が起きるなど、依然として余震が続いている。また、福島原発事故の評価が「レベル7」に引き上げられると報じられた。これらが投資マインドを冷やし、投資家のリスク許容度を低下させた。需給面では海外投資家の利益確定売りが観測されていた。なお、売り気配スタートだった東京電力(9501)は、経済産業省の松下忠洋副大臣が、参議院の財務金融委員会で、東京電力の国有化は考えていないと語ったと伝わり、前引けにかけ急伸。前引けは前日比39円高の539円だった。
後場の日経平均は安値圏でのもみあい。東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理は12日午前の記者会見で、「福島第1原発は放射性物質の放出を止め切れておらず、放出量はチェルノブイリ原発事故に匹敵、または超える懸念がある」との認識を示したと伝わった。これが嫌気され、後場の東電は売り気配スタート。14時56分の440円の本日安値を付け、結局、前日比50円(10.00%)安の450円で取引を終えた。また、午後2時7分ごろ、福島県浜通りを震源とする地震があり、福島県いわき市と茨城県北茨城市で震度6弱の激しい揺れを観測した。これも投資マインドを冷やした。
東証33業種では全業種が値下がりした。鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属、ゴム製品、ガラス・土石、電気・ガス、機械、卸売、陸運、繊維製品、電気機器、その他金融、化学などの値下がりが目立つ。個別では、東証一部の値上がり率トップは廣済堂(7868)、2位は宮越商事(6766)、3位は日本アジア投資(8518)。一方、値下がり率トップは山水電気(6793)、2位はNISグループ(8571)、3位はバイタルKSKHD(3151)。