
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月13日 07時57分
本日の相場見通し/日経平均の想定レンジは10000円~10300円程度
10日の米国株式市場では、NYダウは反発し、前日比40.26ドル高の11410.32ドル、ナスダック総合指数は8日続伸し、同20.87ポイント高の2637.54ポイントで取引を終えた。
10月の米貿易赤字は前月比13.2%減少した。貿易赤字の縮小は2カ月連続で、今年1月以来の低水準となった。10~12月期のGDPを押し上げるとの見方が強まった。また、12月の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)は74.2と、前月の確定値から2.6ポイント上昇。市場予想の72.5程度を上回る改善で、今年6月以来、半年ぶりの高水準となった。これらが好感された。
なお、中国人民銀行は10日、預金準備率を20日から0.5%引き上げると発表した。準備率の引き上げは11月29日以来、大手銀行に限ったものを含め今年7回目だが、これへの市場の反応は限定的だった。
NY円相場は反落した。前日比20銭円安・ドル高の1ドル=83円90銭~84円00銭で取引を終えた。円は対ユーロで反落した。前日比20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=111円00~10銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反落した。WTI期近の1月物は前日比0.58ドル安の1バレル87.79ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落した。2月物は前日比7.9ドル安の1トロイオンス1384.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は10200円大証終値比10円安だった。
米株が堅調で、対ドルでやや円安になっている点は日本株にポジティブ。しかし、需給面での最大イベントのSQも通過し、外国人投資家はクリスマス休暇入りし、東京市場への参加者は日を追うごとに減少していく公算が大きい。日経平均の想定レンジは10000円~10300円程度。物色に関しては、主力株が膠着する一方、低位材料株や、新興銘柄が値幅取りの対象になると考える。
なお、11日に発表された11月の中国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.1%上昇と、2年4カ月ぶりに5%の大台を突破し、政府目標の3%を5カ月連続で上回った。中国共産党は今月3日の政治局会議で今後の金融政策について、危機対応の緩和路線を2年ぶりに終了し、引き締め方向にカジを切ること決めた。このため、市場では、追加利上げに踏み切る時期が焦点になっており、上海株が一段と、不安定に動くなる見通しだ。これが日本株の取引時間中の波乱要因になるだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)