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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

11月19日 15時07分

来週の相場見通し/堅調な展開を想定、東京は「踏み上げ相場」に突入

来週の日経平均は堅調な展開を想定します。想定レンジは9800円~10300円程度です。日経平均は、11月10日の力強い上昇でテクニカル的に、底入れの典型的なチャート形状である、「逆三尊」(7月6日の9091.70円を1番底、7月14日の9807.36円と7月28日の9760.31円をネックライン、9月1日の8796.45円を2番底、10月7日の9716.92円をネックライン、そして、11月2日の9123.62円を3番底)を完成させました。このため、7月14日の高値9807.36円から9月1日の安値8796.45円までの下げ幅1010.91円を、ネックラインである9807.36円に足した10818.27円程度までの上昇が、数カ月後には実現が期待できるチャート形状になったと考えています。

需給面については、11月第1週(1~5日)の東京株式市場では、外国人投資家の買越額が1カ月ぶりの高水準となりました。外国人は1857億円を買い越し、売買シェアも69.1%と、買越額、シェアともに10月第1週以来の高水準となっています。なお、11月第2週(8~12日)も、外国人投資家は840億円買い越しています。このような外国人投資家の日本株の見直し買いや海外ヘッジファンドなどによる売り方の買い戻しは来週以降も継続していく可能性が高そうです。そして、それが個人など国内勢の売りをガンガン吸収していくことでしょう。

18日の日経平均は約5カ月ぶりに1万円大台を回復しました。この最大の要因が、円高の一服です。円高一服の主因は米長期金利の上昇です。米長期金利の上昇傾向は当然のことながらドル高・円安に作用します。同時に、わが国輸出企業の採算・競争力改善に寄与することから、日本株高につながりました。米国では、FRBによる追加の大規模金融緩和観測を手掛かりに債券相場は数カ月にわたり上昇基調にありました。しかし、11月のFOMCで、2011年6月末までに追加的に6000億ドルの米長期国債を購入することを決めた直後から、利益確定や持ち高調整を目的とした債券売りが優勢となり、米長期金利は上昇傾向を辿っています。この米長期金利の上昇基調が続く限り、ドル高、日本株高は継続することになります。

米国株が調整し、上海株も軟調に推移する状況下での想定以上の強い相場で、東京株式市場は、売り方が損失覚悟の買い戻しを次々に余儀なくされる「踏み上げ相場」に突入したとみています。下がり難く、上がり易い相場です。このため、来週の日経平均の押し目限界は200日移動平均線(19日現在、9917.72円)と考えます。万が一これを割れても、今週の安値9693.21円は非常に強いサポートとして機能するとみています。なお、そこまで下がるには、相当規模の世界的な株価急落や、円高進行が必要でしょう。当然のことながら、現時点では、その可能性は非常に低いと考えています。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)