
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月29日 15時18分
相場概況(主力株)/29日の日経平均は前日比163.58円安の9202.45円
29日の日経平均は前日比163.58円安の9202.45円、高値は9時8分の9337.92円、安値は12時35分の9179.15円。東証一部の売買代金は1兆4862億円、値上がり銘柄数は580銘柄、値下がり銘柄数は992銘柄、変わらずは91銘柄。日経平均は大幅続落。
28日のNYダウは小幅に続落し、前日比12.33ドル安の11113.95ドルで取引を終えた。四半期決算の発表と同時に1株利益見通しの上限を引き下げたスリーエムがダウの足を引っ張った。また、29日の7-9月期の米実質GDP速報値の発表、11月2日の米中間選挙、11月2-3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)といった重要イベントを控えているため、積極的な売買は手控えられた。
NY円相場は3日ぶりに反発し、前日比75銭円高・ドル安の1ドル=80円95銭~81円05銭で取引を終えた。円は対ユーロで反落。前日比30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=112円80~90銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発。WTI期近の12月物は前日比0.24ドル高の1バレル82.18ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反発。12月物は前日比19.9ドル高の1トロイオンス1342.5ドルで取引を終えた。
米株に方向感が無く、対ドルでは円高基調が続いた。加えて、本日は、FOMCや米中間選挙を控えた週末。さすがに、前場段階から買い手控え気分が強まった。なお、9月の鉱工業生産指数(速報値)はエコカー補助金の終了等の影響で、前月比1.9%低下の92.5で今年最低となり、4カ月連続で前月を下回った。市場予想の前月比0.6%程度の低下を上回る悪化となった。同時に発表した製造工業生産予測調査では、10月は3.6%低下した後、11月は1.7%の上昇を見込んでいる。なお、9月予測は前月比0.1%低下だったが、本日発表の実績値は同1.9%低下となり、10月分は同2.9%低下が、同3.6%低下へと大きく下方修正された。これも投資マインド悪化に寄与したようだ。
後場に入っても、軟調な相場が続いた。買い手控え気分が終日強い状況下、先物に仕掛け的な売りが入り、それが裁定解消売りを誘発するという構図になったと観測される。なお、銀行株には買戻しが観測されていた。この結果、TOPIXの下落率は前日比0.42%と、日経平均の下落率同1.75%に比べて小さかった。
東証33業種では、電気・ガス、銀行、繊維製品、倉庫・運輸、ゴム製品、空運などが値上がりした。一方、ガラス・土石、鉱業、不動産、証券、商品先物、精密機械、金属製品、食料品、電気機器、建設、卸売などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはCTC(4739)、2位はモリ工業(5464)、3位はTOWA(6315)。一方、値下がり率トップは山水電気(6793)、2位は日本碍子(5333)、3位はシルバー精工(6453)。