
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月16日 15時05分
相場概況(主力株)/16日の日経平均は前日比277.17円安の9408.36円
16日の日経平均は前日比277.17円安の9408.36円、高値は9時24分の9636.84円、安値は14時48分の9392.21円。東証一部の売買代金は1兆1641億円、値上がり銘柄数は214銘柄、値下がり銘柄数は1363銘柄、変わらずは96銘柄。日経平均は大幅続落。
15日のNYダウは8日ぶりに小反落し、前日比7.41ドル安の10359.31ドルで取引を終えた。フィラデルフィア地区連銀の7月の製造業業況指数が予想外に低下し、7月のニューヨーク州製造業業況指数が09年12月以来の低水準となり、6月の卸売物価指数(PPI)は、総合指数が前月比0.5%低下と、3カ月連続で低下し、市場予想の0.1%低下よりも大幅な落ち込みとなったことが嫌気された。
一方、米上院が本会議で、金融規制改革法案を可決したことや、SECが証券詐欺の容疑でゴールドマン・サックスを提訴していた問題で、SECが15日、ゴールドマンが5億5000万ドルを支払い和解することで合意したと発表したことが、金融株中心に相場のサポート要因になった。
また、メキシコ湾の原油流出事故で、海中への原油流出を止めたと発表したBPのADRが大幅高となった。
NY円相場は大幅続伸し、前日比1円ちょうど円高・ドル安の1ドル=87円35~45銭で取引を終えた。円は対ユーロで反落し、前日比55銭円安・ユーロ高の1ユーロ=113円10~20銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落。WTI期近の8月物は前日比0.42ドル安の1バレル76.62ドルで取引を終えた。NY金先物相場は小反発。8月物は、前日比1.3ドル高の1トロイオンス1208.3ドルで取引を終えた。
グーグルが発表した10年4~6月期決算では、実質1株利益は、前年同期を上回ったが、市場予想平均は下回った。これが嫌気され、時間外取引でグーグル株は売られた。
米株が金融株をけん引役に底堅い動きになった点はポジティブ要因だったが、対ドルでの東京外国為替市場での円高が日経平均の足を引っ張った。また、日本は3連休を控えた週末でもあり、買い手控え気分が強いことも影響した。上海株軟調スタートも嫌気された。なお、市場の一部では、出所・真偽の程は不明だが、りそなHD(8308)、新生銀行(8303)の増資観測が根強く囁かれ、マインドを冷やしていた。
後場に入り、日経平均は一段安。一時1ドル=86円台に突入した円高や、上海株の軟調推移が嫌気された。また、CTA(商品投資顧問)の先物売りが観測されていた。3連休を控え買い物薄の中、週末の手仕舞い売りも重なり、売り崩された格好だった。
東証33業種では、空運、電気・ガスの2業種が値上がりした。一方、ガラス・土石、電気機器、精密機械、化学、その他製品、非鉄金属、繊維製品、ゴム製品、機械、輸送用機器などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップチャイナボーチー(1412)、2位は日本海洋掘削(1606)、3位はETF小麦上場投資(1695)。一方、値下がり率トップは日本インター(6974)、2位はベンチャーリンク(9609)、3位は日本調剤(3341)。