10月08日 01時12分
「テスタの株日誌」のブログのほうで質問をいただきました
================================= ===
テスタさんこんにちは
株はメンタルだととく聞きますが そのメンタルってどういう意味でしょうか?
要はメンタルが崩れそうな時というのは 損失を抱えてるという状況なのかなー?と思ったりします。 簡潔に言えば損失に耐えるということでしょうか?
例えばここのラインを超えるまでは持つあるいはナンピンしていこうとか、最初に立てたスケジュールに対しては守るべきことだとは思うのですが、 その他の損失に耐えるメンタルとは本当はダメなんではないでしょうか?
こういうふうにルールを揺るがず切る所で切れるということがメンタルというのでしょうか? 少しメンタルについて考えたら疑問に思いまして質問させて頂きました。。
================================= ===
なのでここで僕が考える「メンタル」という言葉の意味を解説したいと思います。
まず元々「メンタル」というのは「精神的な~」みたいな意味ですが 株でもこれはそのままでよく「株はメンタルが一番大事」と書いてるのは つまり技術や知識でなく「精神」が大事ということです。
ではなぜ技術や知識ではなく「精神」が最も大事なのか。
これは何よりも全てに通ずるからだと思います。
例えばいくら技術や知識があっても 冷静な思考ができないとそれらを生かすことができません。
チャート的にこれはまずいと思っても 含み損が大きすぎて切れなかった時はありませんか?
最初はもっと上がることを想定してたのに 少し上がるともう利確したくなって売ってしまったことはありませんか?後から冷静に考えるとさっさと投げないといけなかった場面なのに なぜかナンピンしちゃってたことありませんか?
これらはまさにそう、技術や知識面では正解を導き出せてるのに 精神的なブレであったり恐れによって結果間違った取引をしてしまいます。
つまりメンタルが大事とはそういうこと、丁寧に言えば 「メンタルを<安定させる>ことが大事」となります。
これは実はとても難しい。 だってお金が賭かってるし 誰だって勝ちたいし 勝ったら嬉しいし 負けたら悔しいし。
これらは株やってると抱く当たり前の感情なんですが そういうのがメンタルの安定を狂わせます。
なのでトレードをしてると当たり前に出る感情をいかに無くして 淡々とトレードするか。
これが大事なんですね。
大きな含み損を抱えて胃をキリキリさせながらの逆転での+1万円はとても気分がよかったりします。
逆に大きな含み益から下がっての+1万円はとても損した気になります。
しかし同じ+1万ですしトレードの正しさでいえば 後者のトレードのほうがはるかに正しい可能性は高いでしょう。
前者は結果戻ったとはいえ、大きな含み損を抱えたわけですから。
このように正しいトレードと自分が気持ちいいトレードは別物ということを理解することです。
間違ったトレードで一喜一憂(メンタルの不安定)をするのではなく 正しいトレードはどちらだったか、常に安定したメンタルでトレードするにはどうすればいいか これらを考えつつ 勉強した技術や知識をいつでも100%使える形にもっていく それこそがメンタルが大事と言われる所以だと思います。