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カブ知恵速報 藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

06月21日 15時35分

来週の相場見通し/想定レンジは6月のSQ値~25日移動平均線

来週の東京株式市場では、リスクマネーの縮小を織り込む下落局面と、押し目買いや売り方の買戻しによる21日後場のような局面が、入り乱れて発生する可能性が高そう。なお、今回の相場の調整の震源は米国だ。このため、米国株式市場が落ち着きを取り戻すまでは世界同時株安という負の連鎖発生リスクは低下しそうににない。

FRBは19日まで開いたFOMCで金融政策の維持を決定した。そして、バーナンキ議長はFOMC後の記者会見で、今後の経済指標次第としつつも「年内に証券購入ペースを緩めるのが適切」、「2014年前半にかけて証券購入の減額を進め、来年央で購入を終了させたい」と述べた。このように、議長が量的緩和縮小の時期に言及したため、当面の米国株式市場では、緩和マネー流入が細ることへの不安が強まっており、それを来週にかけて、織り込み続ける見通しだ。

確かに、量的緩和縮小は、米景気回復を前提とした政策変更であり、ファンダメンタルズ面では、米国の株高要因だ。また、これは米長期上昇要因であり、ドル高・円安要因であり、日本株にはポジティブ要因だ。しかしながら、短期的にはリスクマネー収縮に伴う需給不安は燻り続ける公算が大きい。

20日の恐怖指数(VIX指数)は前日比3.85(23.14%)高の20.49だった。恐怖指数は、「不安心理が高まった状態」とみなされる20を今年初めて突破した。大型減税失効と歳出削減が重なる「財政の崖」問題で米市場が揺れた2012年12月28日以来の高水準だった。「総悲観状態」に陥っているとみなされる30まではまだまだ余裕がある。だが、同指数は上昇トレンドを発生させた可能性がある。このため、米国株に関しては、この恐怖指数がピークアウトすることが、底入れのサインと考える。

来週以降の日経平均については、6月のSQ値12668.04円を上回っていれば底堅い動きが期待できるが、逆に下回ったら下振れし易い状況に陥ると考えている。なぜなら、SQ値は足元で最も商いをこなした価格であり、これより上なら好需給で相場は上がり易く、下なら需給が悪化し相場は下がり易いからだ。なお、短期的には、日足ベースの「一目均衡表の雲」は抵抗帯として強く意識されそうだ。

以上のことから来週の日経平均の想定メインレンジは6月のSQ値12664.04円~25日移動平均線(21日現在13679.42円)。12664.04円を割れるケースでは6月13日の12415.85円程度まではあっさり下振れしよう。一方、25日移動平均線ブレイクなら、5月29日と30日とで空けた窓(14098.16円~14243.49円)埋めを目指す見通しだ。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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