とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/３日の日経平均は前週末比512.72円安の13261.82円 - カブ知恵速報

３日の日経平均は前週末比512.72円安の13261.82円、高値は13562.87円、安値は大引け値。東証一部の出来高は40億9044万株、売買代金は３兆286億円、時価総額は381兆4725億円、値上り銘柄数は107銘柄、値下がり銘柄数は1585銘柄、変わらずは25銘柄。日経平均は大幅反落し安値引け。

５月31日のＮＹダウは大幅反落、前日比208.96ドル安の15115.57ドルだった。恐怖指数（ＶＩＸ指数）は同1.77（12.18％）高の16.30だった。シカゴ購買部協会が発表した５月のＰＭＩが前回の49.0から58.7に大幅上昇し、市場予想も大きく上回った。また、５月の米消費者態度指数（確報値）も速報段階から上方修正された。これらを受け、ＦＲＢが量的金融緩和の早期縮小に踏み切りやすくなったとの見方が強まり、嫌気売りが加速した。

ＮＹ円相場は３日続伸し、前日比25銭円高・ドル安の１ドル＝100円45～55銭で取引を終えた。円は対ユーロで反発し、前日比85銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝130円55～65銭で取引を終えた。４月のユーロ圏の失業率が比較可能な1995年以降で最悪の水準まで上昇したことが、ユーロ売り材料になった。

ＮＹ原油先物相場は反落した。ＷＴＩ期近の７月物は前日比1.64ドル安の１バレル91.97ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は下落した。８月物は前日比19.0ドル安の１トロイオンス1393.0ドルで取引を終えた。

前場の日経平均は大幅反落し、１万3500円大台を割り込んだ。週末の米株安を受け、週明けの東京株式市場では、日経平均採用銘柄中心に嫌気売りが出た。相場の先高観が後退し、先安観が台頭しているため、裁定解消売りが出易くなっていることも影響したとみられる。だが、売り一巡後は押し目買いや、売り方の利益確定の買戻しで、日経平均は下げ渋った。

後場の日経平均は下げ幅を拡大し、安値引け。下げ幅は今年３番目の大きさだった。多くの投資家のリスク許容度が低下し、ボラティリティーの高さが嫌気され、リスク回避の動きが広がった。東京外国為替市場で円相場が１ドル＝100円台前半と前週末より円高・ドル安水準で推移したことも悪材料だった。ＴＯＰＩＸは1096.95ポイント前週末比38.83ポイント安（3.42％）安で、４月５日以来の1100ポイント割れとなった。

東証33業種では、全業種が値下がりした。証券、商品先物、不動産、その他金融、銀行、パルプ・紙、保険、電気機器、繊維製品、ゴム製品の値下がりが目立つ。個別では、東証一部の値上り率トップは丸栄（8245）、２位はオーイズミ（6428）、３位は群栄化学（4229）。一方、値下がり率トップはエスケイジャパン（7608）、２位はアイフル（8515）、３位は新生銀行（8303）。