とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/14日の日経平均は前日比18.95円安の8568.89円 - カブ知恵速報

14日の日経平均は前日比18.95円安の8568.89円、高値は8592.17円、安値は8520.99円。東証一部の出来高は13億9166億株、売買代金は8598億円、時価総額は250兆6229億円、値上がり銘柄数は559銘柄、値下がり銘柄数は912銘柄、変わらずは185銘柄。日経平均は小幅反落。

13日のＮＹダウは反落し、前日比77.42ドル安の12496.38ドルで取引を終えた。恐怖指数（ＶＩＸ指数）は同2.18（9.87％）高の24.27だった。自動車関連を除く５月の米小売売上高は0.4％減少し、過去２年間で最大の下落率となり、0.1％減との市場予想からも下振れた。また、ギリシャのユーロ圏からの離脱懸念が高まるなか、ギリシャでは１日当たり最大８億ユーロの銀行預金が流出しているという。これらが嫌気された。

ＮＹ円相場は反発し、前日比５銭円高・ドル安の１ドル＝79円40～50銭で取引を終えた。円は対ユーロで続落し、前日比35銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝99円70～80銭で取引を終えた。ムーディーズがスペイン国債の格付けを３段階引き下げ、ユーロ売り・ドル買いが出たが、相場への影響は限定的だった。

ＮＹ原油先物相場は反落した。ＷＴＩ期近の７月物は前日比0.70ドル安の１バレル82.62ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は４日続伸した。８月物は前日比5.6ドル高の１トロイオンス1619.4ドルで取引を終えた。

前場の日経平均は軟調なもみあい。米株が反落し、円相場に方向感がない。17日にギリシャの再選挙を控えている上、日銀が今日から明日まで金融政策決定会合を開く。これでは動きようがないという投資家は多く、様子見気分が強く、閑散・膠着相場になった。物色面では、政府が13日、家庭やオフィスで白熱電球から発光ダイオード（ＬＥＤ）照明への切り替えを促すため、メーカーや家電量販店に対し、販売面での協力を要請。これを受け、ＬＥＤ関連の一角が賑わった。

後場の日経平均は下げ幅をやや縮小。一時上げに転じる場面があった。新規の買い材料は見当たらなかったが、後場寄り直後に225採用銘柄にまとまった買いが観測されていた。ただし、買いは続かなかった。東証一部の売買代金は４日連続で１兆円を割り込んだ。

東証33業種では、証券、商品先物、保険、海運、銀行、医薬品、化学、石油・石炭製品などが値上がりした。一方、鉱業、電気・ガス、空運、水産・農林、ゴム製品、輸送用機器、卸売、非鉄金属、小売、その他製品などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはルネサスエレクトロニクス（6723）、２位は岩崎電気（6924）、３位はエス・エム・エス（2175）。一方、値下がり率トップはアーク（7873）、２位はナイガイ（8013）、３位はコナカ（7494）。