とれまがファイナンス - 来週の相場見通し/全体相場は調整を想定、個別材料株物色の色彩の強い相場は継続 - カブ知恵速報

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市…

とれまが - 個人ブログがポータルサイトに!みんなでつくるポータルサイト。CFD・FX・株式投資の投資情報ファイナンスポータルサイト-とれまがファイナンス

とれまが > ファイナンス > コラム > カブ知恵速報 > 来週の相場見通し/全体相場は調整を想定、個別材料株物色の色彩の強い相場は継続

カブ知恵速報

カブ知恵速報 藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

01月14日 15時21分

来週の相場見通し/全体相場は調整を想定、個別材料株物色の色彩の強い相場は継続

来週の日経平均は調整を想定している。オプションSQを通過したことで、SQ値を巡る、売り方・買い方の攻防がいったん終了したことに加え、短期的なテクニカル上の過熱感があることが理由。また、米国で決算発表が本格化し、米国株にも方向性が出難いとみるため、主体性の乏しい日本株も、膠着感を強める見通しだ。日経平均の想定レンジは10300円~10700円程度。昨年12月SQ値10420.74円を下回るようなら、調整はやや長引くだろう。逆に、割り込まないようなら、需給は良好な状況が続くため、値幅ではなく、時間調整にとどまる見通しだ。

12月SQ値を下回るには、米株が想定以上に下落することが必要だ。現時点では、ユーロ圏の信用不安も大幅に後退したこともあり、大きな悪材料は見当たらない。よって、少なくとも、現時点では、来週、昨年12月のSQ値を下回る可能性は低いとみている。だが、日本株は内部要因、及び、国内勢の買いで上がっているのではなく、外部要因及び外国人投資家の買いで堅調になっている。つまり、何らかの材料が飛び出し、外国人投資家のリスク許容度が低下した場合には、その限りではない。あくまでも、外部環境次第という状況である点は留意しておきたい。

なお、3月決算を意識した国内投資家の持合い解消売り、利益確定売りは断続的に出てくる見通しだ。特に、持合い解消売りは断続的に出て、外国人投資家の買いにぶつけてくる公算が大きい。金融庁が、保険会社の支払い能力を示す「ソルベンシー・マージン比率」の計算法を12年3月期から厳格化する方針のため、生保・損保各社は株式の保有量圧縮を急ぎ、取引先との持ち合い解消売りを出した。この結果、2010年の投資部門別売買動向で、生保・損保は3年連続の売り越しで、2010年は6317億円の売り越し(09年は4182億円の売り越し)。そして、都銀・地銀等が2450億円と4年連続で売り越し、事業法人は2731億円で、2年連続で売り越した。これも持合い解消売りだろう。この持合い解消売りは、3月決算を控え、今後加速する可能性が高い。これが来週以降の日経平均の上値抑制要因になる見通しだ。

もちろん、この売りは相場観に基づく売りではなく、機械的に株式保有比率を引き下げるためだけの売りと観測される。このため、短期スタンスの投資家は、国内機関投資家の持合い解消売りの出難い、需給が良好な中小型株や、新興市場の銘柄を狙うだろう。低PBR銘柄、高配当利回り銘柄、信用取り組み妙味のある銘柄、スマートフォン、タブレット端末、電気自動車等のテーマに乗る銘柄、などが物色される公算が大きい。つまり、個別材料株物色の色彩の強い相場は継続するとみている。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

この記事へのコメント(0件)

この記事へのコメント
名前 12文字以内
URL
コメント 300文字以内 必須

タグは使用できません。

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

株式ニュース

一覧

新着一覧

市況概況ニュース

一覧

IPO情報

公開日

社名

市場

コード

11月20日

M&Aキャピタルパートナーズ

東証マ

6080

11月20日

メディアドゥ

東証マ

3678

11月19日

ANAP

JQ

3189

10月23日

アライドアーキテクツ

東証マ

6081

10月22日

システム情報

JQ

3677

10月21日

じげん

東証マ

3679

10月08日

エナリス

東証マ

6079

一覧

とれまがファイナンスは、FXOnline Japan、時事通信、フィスコ、カブ知恵、グローバルインフォから情報提供を受けています。当サイトは閲覧者に対して、特定の投資対象、投資行動、運用方法を推奨するものではありません。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。

とれまがファイナンスは以下のスポンサーにご支援頂いております。

IGマーケッツ証券 インヴァスト証券 ゆたか証券 カブドットコム証券 ドットコモディティオンライン 岡三オンライン証券 フォレックスドットコム

松井証券 ひまわり証券 オアンダ ジャパン FX PRIME SAXO BANK 外為ファイネスト アヴァトレード

Copyright (C) 2006-2025 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.