とれまがファイナンス - 本日の相場見通し/トヨタ系関連株の買戻しによる反発を期待 - カブ知恵速報

24日の米国株式市場は３日ぶりに反発し、ＮＹダウは前日比91.75ドル高の10374.16ドル、ナスダック総合指数は同22.46ポイント高の2235.90ポイントで取引を終えました。超低金利政策を当面維持するとのバーナンキＦＲＢ議長の証言が好感されました。一方、１月の新築一戸建て住宅販売件数が1963年の調査開始以来の最低水準を更新したことは警戒材料視されました。

ＮＹ円相場は４日続伸し、前日比05銭円高・ドル安の１ドル＝90円10～20銭で取引木を終えました。円は対ユーロで３日ぶりに反落です。前日比45銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝122円25～35銭で取引を終えました。

ＮＹ原油先物相場は反発です。ＷＴＩ期近の４月物は前日比1.14ドル高の１バレル80.00ドルで取引を終えました。ＮＹ金先物相場は３日続落ですした。４月物は前日比6.0ドル安の１トロイオンス1097.2ドルで取引を終えました。

シカゴ日経平均先物（円建て）は10230円大証終値比30円高でした。

トヨタ（7203）の豊田章男社長による米公聴会での証言は、すでに発表されていた内容であり、新たな悪材料は出ていないようです。このためトヨタのＡＤＲは円換算で3350円東京終値比75円高です。

本日に関しては、トヨタ公聴会、バーナンキ証言という重要イベントを無事通過したことで、買戻しが入る見通しです。しかし、それ以上の好材料は見当らないため、買戻し一巡後の日経平均はもみあうでしょう。その後は、中国株次第ということになりそうです。想定レンジは10100円～10300円程度です。トヨタ系関連株の買戻しによる反発が期待されます。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）