とれまがファイナンス - 前場概況（主力株）/24日前場の日経平均は前日比188.82円安の10163.28円 - カブ知恵速報

24日前場の日経平均は前日比188.82円安の10163.28円、高値は９時４分の10214.07円、安値は10時15分の10129.65円。東証一部の売買代金は5792億円、値上がり銘柄数は221銘柄、値下がり銘柄数は1344銘柄、変わらずは115銘柄。日経平均は大幅続落。

23日のＮＹダウは前日比100.97ドル安の10282.41ドルで取引を終えた。コンファレンス・ボードが発表した２月の消費者信頼感指数が前月比10.5ポイント低下の46.0と、昨年４月以来の低水準となり、市場予想の55程度を下回った。これが嫌気された。

ＮＹ円相場は３日続伸。前日比95銭円高・ドル安の１ドル＝90円15～25銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に続伸。前日比２円５銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝121円80～90銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は下落。ＷＴＩ４月物は前日比1.45ドル安の１バレル78.86ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は続落。４月物は前日比9.9ドル安の１トロイオンス1103.2ドルで取引を終えた。

米株下落、円高を受け、前場の東京市場は全面安スタートとなった。米下院エネルギー・商業委員会で開かれている公聴会では、24日には豊田章男社長が証言する予定。また、バーナンキＦＲＢ議長の米下院での議会証言も控えている。このため、買い手控え気分が強い状態が維持された。なお、中国銀行業監督管理委員会が金融機関に対して、デフォルトリスク回避で、地方政府への新規融資を制限するように求めたとの報道も、警戒材料となった。

東証33業種では、全業種が値下がりした。小売、電気機器、証券、商品先物、精密機械、不動産、石油・石炭製品、銀行、鉄鋼、その他製品、卸売、化学、機械、金属製品、ガラス・土石、海運、輸送用機器などの値下がりが目立つ。個別では、東証一部の値上がり率トップはサクサホールディングス（6675）、２位は新日本無線（6911）、３位は倉敷紡績（3106）。一方、値下がり率はチヨダ（8185）、２位は昭和シェル石油（5002）、３位はベンチャーリンク（9609）。