とれまがファイナンス - 前場概況（主力株）/１日前場の日経平均は前週末比39.29円安の10158.75円 - カブ知恵速報

１日前場の日経平均は前週末比39.29円安の10158.75円、高値は10時６分の10224.83円、安値は10時46分の10133.54円。東証一部の売買代金は8430億円、値上がり銘柄数は319銘柄、値下がり銘柄数は1239銘柄、変わらずは124銘柄。日経平均は小幅に２日続落。

29日のＮＹダウは前日比53.13ドル安の10067.33ドルで取引を終えた。09年10～12月期の米実質ＧＤＰ成長率は前期比年率5.7％と、市場予想の4.8％程度を上回る伸びとなったが、買いは続かなかった。ＮＹダウは１月に360.72ドル下落し、昨年６月以来７カ月ぶりに月間で下落した。

ＮＹ円相場は反落。前日比35銭円安・ドル高の１ドル＝90円20～30銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸。前日比45銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝125円10～20銭で取引を終えた。ＮＹ原油先物相場は４日続落。ＷＴＩ期近の３月物は前日比0.75ドル安の１バレル72.89ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は続落。４月物は前日比1.0ドル安の１トロイオンス1083.8ドルで取引を終えた。

前場の日経平均は軟調なもみあいを続けた。取引時間中伝わった中国の１月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は前月比0.8ポイント悪化の55.と、好不況の分かれ目の50を11カ月連続で上回った。また、個別項目で購入価格指数が前月から上昇した。インフレ警戒から、上海株が軟調スタートとなった。これが嫌気され、日経平均は前引けかけ下げ幅を拡大。日経平均は前引けで75日移動平均線（前引け段階、10161.86円）を割り込んだ。

東証33業種では、情報・通信、保険、食料品、医薬品、ゴム製品の５業種が値上がりした。一方、非鉄金属、海運、卸売、不動産、輸送用機器、繊維製品、石油・石炭製品、空運、機械、化学、鉱業などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはＮＥＣネッツエスアイ（1973）、２位は日本調剤（3341）、３位はセイコーエプソン（6724）。一方、値下がり率トップはシルバー精工（6453）、２位は日本ユニシス（8056）、３位はタカラレーベン（8897）。