とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/26日の日経平均は前日比187.41円安の10325.28円 - カブ知恵速報

26日の日経平均は前日比187.41円安の10325.28円、高値は10時38分の10566.49円、安値は14時11分の10324.98円。東証一部の売買代金は１兆6209億円、値上がり銘柄数は179銘柄、値下がり銘柄数は1396銘柄、変わらずは108銘柄。日経平均は３日続落で、ほぼ安値引け。

25日のＮＹダウは、４日ぶりに小反発、前週末比23.88ドル高の10196.86ドルで取引を終えた。バーナンキ米ＦＲＢ議長の再任の可能性が高まったことが好感された。しかし、09年１２月の中古住宅販売件数は季節調整済みの年率換算で545万戸と、前月の改定値に比べ16.7％減少した。これが相場の重石となった。

ＮＹ円相場は３日ぶりに反落。前週末比べ40銭円安・ドル高の１ドル＝90円20～30銭で取引を終えた。円は対ユーロで７日ぶりに反落。前週末比70銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝127円65～75銭で取引を終えた。ギリシャ政府が発行するユーロ建て国債に強い需要が集まったと伝わったことがユーロ買い材料になった。

ＮＹ原油先物相場は反発。ＷＴＩ期近の３月物は前週末比0.72ドル高の１バレル75.26ドルで取引を終えた。金先物相場は４日ぶりに反発。２月物は前週末比6.0ドル高の１トロイオンス1095.7ドルで取引を終えた。

米株の反発が小幅だったこともあり、前場の日経平均は膠着感の強い動きが続いた。市場の一部では、米系、アジア系外国人の買いが断続的に入り、相場をサポートしているとの声が聞こえている。また、円相場が１ドル＝90円台半ばで落ち着いて推移していることも、プラスに作用していたようだ。

昼休み中に、一部の中国の銀行が預金準備率の引き上げ指示受けるとの報道が市場に伝わった。これを受け、円高となり、上海、香港市場だけでなくアジア株全体がほぼ全面安になった。また、グローベックスの米株価指数先物が軟調推移となったことで、225先物は、後場は売り気配スタートとなった。前引けは10520円だが、後場寄りは10450円。その後も売り圧力が強まり、14時８分には10320円の本日安値を付け、多少買い戻される場面はあったが、戻りは鈍く、結局、前日比170円安の10340円で取引を終えた。

東証33業種では、全業種が値下がりした。海運、電気機器、銀行、精密機械、情報・通信、機械、輸送用機器、非鉄金属、ガラス・土石、保険、不動産、その他金融、パルプ・紙、鉄鋼、卸売、小売、金属製品、繊維製品などの値下がりが目立つ。個別では、東証一部の値上がり率トップはアルテック（9972）、２位はメルコホールディングス（6676）、３位はドリームインキュベータ（4310）。一方、値下がり率トップは飛島建設（1805）、２位はゼクス（8913）、３位は東光（6801）。