とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/22日の日経平均は前日比277.86円安の10590.55円 - カブ知恵速報

22日の日経平均は前日比277.86円安の10590.55円、高値は９時ちょうどの10768.07円、安値は12時34分の10528.33円。東証一部の売買代金は１兆8621億円、値上がり銘柄数は229銘柄、値下がり銘柄数は1357銘柄、変わらずは98銘柄。日経平均は大幅に反落した。

21日のＮＹダウは前日比213.27ドル安の10389.88ドルで取引を終えた。オバマ政権が打ち出した、金融機関への新規制が嫌気された。また、１月のフィラデルフィア連銀景気指数が15.2と、市場予想の18程度を下回ったことも悪材料になった。

ＮＹ円相場は３日ぶりに反発。前日比80銭円高・ドル安の１ドル＝90円40～50銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に５日続伸。前日比１円25銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝127円35～45銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は下落。ＷＴＩ期近の３月物は前日比1.66ドル安の１バレル76.08ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は続落。２月物は前日比9.4ドル安の１トロイオンス1103.2ドルで取引を終えた。

前場の東京株式市場は、米国株の下落と円高を嫌気した売りが先行した。日経平均は25日移動平均線（22日前引け段階、10593.18円）を割り込んだ。東京外国為替市場で、１ドル＝89円台の円高水準に突入したことが嫌気された。

後場に入っても、日経平均は軟調な動きを続けた。後場寄り直後に安値を付け、下げ幅を縮小させたが、戻りは鈍かった。アジア各国・各地域の株式市場が全面安となり、為替市場での円高も推移も重石となった。また、東京地検特捜部による小沢民主党幹事長の任意の事情聴取が23日午後に東京都内で行われることも警戒要因として意識されたとみられる。なお、日経平均は、僅かだが25日移動平均線（22日現在、10593.88円）を割り込んで本日の取引を終えた。

東証33業種では、海運、その他金融の２業種が値上がりした。鉱業、金属製品、卸売、非鉄金属、輸送用機器、石油・石炭製品、ゴム製品、鉄鋼、パルプ・紙、小売、機械、精密機械、証券、商品先物、化学、倉庫・運輸、その他製品などの値下がりが目立つ。個別では、東証一部の値上がり率トップは日本航空（9205）、２位はオリジン電気（6513）、３位はソースネクスト（4344）。一方、値下がり率トップはシルバー精工（6453）、２位はジーンズメイト（7448）、３位はＥＴＦＳパラジウム投信（1675）。