とれまがファイナンス - 前場概況（主力株）/21日前場の日経平均は前日比39.47円高の10776.99円 - カブ知恵速報

21日前場の日経平均は前日比39.47円高の10776.99円、高値は10時52分の10800.36円、安値は９時23分の10649.84円。東証一部の売買代金は8687億円、値上がり銘柄数は826銘柄、値下がり銘柄数は633銘柄、変わらずは224銘柄。日経平均は小幅に４日ぶりに反発。

20日のＮＹダウは前日比122.28ドル安の10603.15ドルで取引を終えた。中国の金融当局が主要銀行に対して１月の新規融資を停止するよう通知したと伝わったことが嫌気された。素材や資源・エネルギー関連株が売られた。

ＮＹ円相場は小幅続落。前日比10銭円安・ドル高の１ドル＝91円20～30銭で取引を終えた。ＮＹ円は対ユーロで４日続伸。前日比１円60銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝128円60～70銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は反落。ＷＴＩ期近の２月物は前日比1.40ドル安の１バレル77.62ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は大幅反落。２月物は前日比27.4ドル安の１トロイオンス1112.6ドルで取引を終えた。

前場の東京株式市場は、米株下落を嫌気した売りが先行したが、その後、売り方の買戻しと押し目買いで、日経平均はプラ転した。上海株がプラススタートとなったことも追い風となった。また、昨日公募価格が決定した三井住友ＦＧ（8316）が公募価格（2804円）を上回って推移したことも安心材料になった。そして、ＤＲＡＭ価格上昇が報じられて、半導体・電子部品セクターが総じて堅調に推移したことが相場をサポートした。

なお、前引け後伝わった中国の09年10－12月期の実質ＧＤＰは前年同期比10.7％増と、09年７－９月期の8.9％を上回った。10－12月期の市場予想は前年同期比10.8％増で、発表数値はほぼ市場予想通りで着地した。

東証33業種では、電気機器、銀行、空運、輸送用機器、保険、情報・通信、精密機械、ゴム製品、ガラス・土石、食料品、その他金融、化学、サービスなどが値上がりした。一方、倉庫・運輸、鉄鋼、不動産、パルプ・紙、卸売、非鉄金属、海運、小売などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは山一電機（6941）、２位は鬼怒川ゴム（5196）、３位は飛島建設（1805）。一方、値下がり率トップはサンシティ（8910）、２位はサニックス（4651）、３位は日特建設（1929）。