とれまがファイナンス - 相場概況(主力株）/18日の日経平均は前週末比127.02円安の10855.08円 - カブ知恵速報

18日の日経平均は前週末比127.02円安の10855.08円、高値は９時５分の10895.10円、安値は前引け値の10781.03円。東証一部の売買代金は１兆4496億円、値上がり柄数は496銘柄、値下がり銘柄数は1060銘柄、変わらずは127銘柄。日経平均は３日ぶりに反落。

15日のＮＹダウは大幅に３日ぶりに反落し、前日比100.90ドル安の10609.65ドルで取引を終えた。ＪＰモルガン・チェースが発表した10－12月期決算でリテール（小口）銀行部門が赤字だったことや、１月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数が72.8と、予想の74.0を下回ったことが嫌気された。

ＮＹ円相場は続伸。前日比45銭円高・ドル安の１ドル＝90円70～80銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に続伸。前日比１円65銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝130円50～60銭で取引を終えた。ギリシャの財政懸念がユーロ売り材料になった。

ＮＹ原油先物相場は５日続落。ＷＴＩ期近の２月物は前日比1.39ドル安の１バレル78.00ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は３日ぶりに反落。２月物は前日比12.5ドル安の１トロイオンス1130.5ドルで取引を終えた。

米株下落、円高に加え、政治資金規正法違反容疑で小沢民主党幹事長の元秘書の石川衆院議員らが逮捕されたことで政局不安が強まり、前場の東京株式市場では、買い手控え気分が強まった。また、先週末までやや過熱気味に上昇してきたこともあり、利益確定売りが出易かった。さらに、アジア各国・各地域の株式市場が軟調スタートとなったことも嫌気材料視された。前場の日経平均は安値引けとなった。

後場に入ると、押し目買いや、売り方の買戻しで、日経平均は下げ幅を縮小させた。東京外国為替市場での円高一服も追い風となった。だが、幅広い銘柄への利益確定売り圧力は強く、上値の重い軟調相場は続いた。

東証33業種では、陸運だけが値上がりした。石油・石炭製品、空運、証券、商品先物、ゴム製品、卸売、保険、銀行、海運、パルプ・紙、鉱業、その他金融、化学、不動産、繊維製品などの値下がりが目立つ。個別では、東証一部の値上がり率トップはハルテック（5916）、２位はアルテック（9972）、３位は日本橋梁（5912）。一方、値下がり率トップは日本航空（9205）、２位は山水電気（6793）、３位はＪＡＬＵＸ（2729）。