とれまがファイナンス - 本日の新興市場の見通し/投資環境不透明で、見送られる公算大 - カブ知恵速報

15日の米国株式市場では、ＮＹダウは大幅に３日ぶりに反落しました。前日比100.90ドル安の10609.65ドルで取引を終えました。ナスダック総合指数は同28.75ポイント安の2287.99ポイントで取引を終えました。

ＪＰモルガン・チェースが発表した10－12月期決算でリテール（小口）銀行部門が赤字だったことや、１月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数が72.8と、予想の74.0を下回ったことが嫌気されました。

ＮＹ円相場は続伸です。前日比45銭円高・ドル安の１ドル＝90円70～80銭で取引を終えました。円は対ユーロで大幅に続伸です。前日比１円65銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝130円50～60銭で取引を終えました。ギリシャの財政懸念がユーロ売り材料になりました。

ＮＹ原油先物相場は５日続落です。ＷＴＩ期近の２月物は前日比1.39ドル安の１バレル78.00ドルで取引を終えました。ＮＹ金先物相場は３日ぶりに反落です。２月物は前日比12.5ドル安の１トロイオンス1130.5ドルで取引を終えました。

シカゴ日経平均先物は10830円大証終値比140円安でした。

米株下落、円高を背景に、本日の日経平均は上値の重いもみあいとなりそうです。日経平均の想定レンジは10700円～11000円程度です。好決算を発表したインテルが15日に下落したことで、半導体・ハイテク関連は利益確定売りに押されるとみます。また、本日通常国会が召集されますが、週末に政治資金規正法違反容疑で元秘書の石川衆院議員らが逮捕されたことで、冒頭から国会が紛糾する見通しです。これも、相場の重石になるでしょう。

ですが、下がれば買いたいというニーズは強いため、下値も堅いとみています。本日に関しては、外需株が利益確定売りに押される一方で、内需株が買われる展開をイメージしています。

一方、新興市場ですが、東証一部が冴えない動きになりそうで、こちらも見送られる公算が大きいとみています。