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税金におすすめクレジットカード!ポイント還元率で選ぶ法人カード
最終更新日 2024年5月15日
法人税や消費税をはじめとした国税は、法人カードによるクレジットカード払いが可能です。
ただし、カードによっては税金の支払いで還元率が下がる場合もあるため、法人カードでの税金の支払いにはカード選びが重要になります。
今回は、税金をクレジットカードで支払う際に損をしない、税金の支払いでもポイント高還元でおすすめの法人カードをご紹介します。
法人税や消費税をクレジットカード払いにしようと考えている事業主の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
国税の支払いで損をしない法人カードの条件
法人税や消費税などをクレジットカードで支払う場合、現金払いとは違い手数料がかかります。
そのため国税の支払いで損をしない法人カードとは、クレジットカード払い手数料を上回るポイント還元率の法人カードです。
還元率1%以上のカードを利用する
国税のクレジットカード払い手数料は、0.76%です。
そのため最低でも、「ポイント還元率1%」以上の法人カードを選びましょう。
しかし高額決済が前提となる法人カードのポイント還元率は、JCBカードや三井住友カードといった有名どころでも0.5%程度。
個人向けのクレジットカードと比べると、ポイント還元率は低い傾向にありますので法人カード選びにはご注意ください。
国税の支払いが可能な国際ブランド
国税の支払いが可能なクレジットカードの国際ブランドは以下のとおりです。
- JCB
- Visa
- Mastercard
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
国内で発行できるクレジットカードの主要な国際ブランドは、個人用カード・法人用カードともにすべて利用できます。
アメックス・ダイナースはポイント還元が半減する
アメックスやダイナースの法人カードは、通常だと1%のポイント還元率です。
しかし国税をはじめとした税金の支払いでは、ポイント還元率が半減して0.5%になってしまいます。
つまり0.76%のクレジットカード払い手数料を下回るため、アメックスやダイナースの法人カードは国税の支払いに不向きです。
セゾンカードは2024年1月以降半減に
JALマイル最大1.125%還元が可能なセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードも2024年1月11日より、税金の支払いに対するポイント還元が半減します。
SAISON MILE CLUBに登録している場合は「JALマイル還元率半減+永久不滅ポイント付与なし」になるためマイル還元率は0.5%になります。
SAISON MILE CLUBに登録していない場合は、永久不滅ポイントが通常の半分の0.25%還元として付与されます。
いずれにしても手数料を下回るので、セゾンカードは税金支払い用カードとしては候補から外れるでしょう。
ラグジュアリーカードは2024年4月より利用条件あり
税金の支払いでも還元率1%以上が可能なラグジュアリーカードですが、2024年4月6日以降は税金支払いのポイント還元に対して利用条件が追加されます。
- 税金決済時の獲得ポイントの半分を利用月の翌月までに付与
- 年間のショッピング利用金額が税金の利用金額の3倍以上の場合に、残りの半分を付与
※ショッピング利用金額に税金は含みません。年間の利用集計期間は4月6日~翌年4月5日で、残り半分のポイントは毎年6月に付与されます。
税金の支払いで満額のポイント還元を得るためには、税金の3倍以上のショッピング利用が毎年必要になりますのでご注意ください。
税金の支払いにおすすめの法人カード
ポイント還元率1%以上(一部、実質1%以上のカードを含む)のおすすめの法人カードをご紹介します。
ラグジュアリーカード法人チタン
本カード | 55,000円(税込) |
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追加カード | 16,500円(税込) |
ETCカード | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
申込資格 | 20歳以上の法人代表者・個人事業主 |
国際ブランド |
- 選ばれる理由
- どこで利用しても還元率1%
- 法人税や消費税の支払いも還元率そのまま
- メール回答OKの24時間365日対応コンシェルジュ
- 有名レストランのコース料理が1名分無料
- 法人税・消費税の支払いでも1%還元が可能(※利用条件あり)
- 金属製カードによるステータス性
- 卓越したイニング・ホテル・トラベル特典
マスターカードのプロパーカードである「ラグジュアリーカード法人チタン」は、通常ポイント還元率が1%です。もちろん法人税や消費税の支払い時でも1%還元が可能です。
ただし年会費が55,000円(税込)とやや高めで、国税の支払い用のためだけに作るのは不向きですが、金属製カードによる圧倒的なステータス性があります。
24時間対応のコンシェルジュサービスやプライオリティパス、ダイニング特典など、充実したサービス・特典が利用したい方におすすめです。
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ラグジュアリーカード法人ブラック
本カード | 110,000円(税込) |
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追加カード | 27,500円(税込) |
ETCカード | 無料 |
ポイント還元率 | 1.25% |
申込資格 | 20歳以上の法人代表者・個人事業主 |
国際ブランド |
- 選ばれる理由
- どこで利用しても還元率1.25%
- 法人税や消費税の支払いも還元率そのまま
- 事前入金サービス(デポジット)で最大9,999万円の決済が可能
- ハワイアン航空のエリートステータスを無料で取得可能
- デメリット・注意点
- 年会費が高額
\ 還元率1.25%の金属製ビジネスカード /
- 経費支払でもポイント還元率1.25%が可能(※利用条件あり)
- マットブラックの金属製カード
- 優越感が得られる特典が豊富
同じくマスターカードのプロパーカードである「ラグジュアリーカード法人ブラック」は、通常ポイント還元率が1.25%です。
法人税や消費税の支払い時も1.25%が可能です。※2024年4月以降は利用条件あり
ただし、年会費は110,000円(税込)とさらに高いですが、チタンよりも上質なマットブラックに仕上げられた金属カードの存在感・ステータス性は抜群です。
チタンカードでは利用できない、ハワイアン航空やホテルでの上級会員特典、リムジン送迎などが利用できますので、よりステータス性を求める方におすすめです。
\ 還元率1.25%の金属製ビジネスカード /
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
本カード | 22,000円(税込) |
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追加カード | 3,300円(税込) ※最大9枚まで発行可能 |
ETCカード | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%〜1.125%※ |
申込資格 | 学生を除く20歳以上の個人・法人の方 |
国際ブランド |
※JALマイルの最大1.125%還元には、セゾンマイルクラブ(サービス年会費5,500円税込)の登録が必要。※永久不滅ポイントは通常1,000円(税込)利用毎に1ポイント貯まります。※1ポイント最大5円相当のアイテムと交換の場合。※交換商品によっては、1ポイントの価値は5円未満になります。
- 選ばれる理由
- 限度額は最高9990万円!利用実績次第で限度額が上げられる!
- 年会費$429のプライオリティパスが無料付帯
- JALのマイル還元率最大1.125%
- キャッシュフロー最長56日
- デメリット・注意点
- 付帯保険の適用は本会員のみ
- 初年度年会費無料
- SAISON MILE CLUB登録でマイル還元率1.125%
- 一時的な限度額の増額も可能
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、国際ブランドこそアメックスではあるものの発行会社はセゾンカード。
そのため法人税や消費税の支払いでも、ポイント還元率は変わりませんが、通常ポイント還元率自体が0.5%とやや低めです。
しかし、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードでは「SAISON MILE CLUB」に無料で登録できるのがポイント。SAISON MILE CLUBに登録すると、永久不滅ポイントとJALマイルの2重取りが可能になります。
- 永久不滅ポイント(2,000円ごとに1ポイント)
- JALマイル(1,000円ごとに10マイル)
永久不滅ポイントはJALマイルに交換できるため、マイル還元率はトータルで1.125%です。
ただし、2024年1月11日以降は税金に対するポイント還元が半減しますのでご注意ください。
\ 初年度年会費無料 /
EX Gold for Biz
本カード | 2,200円(税込)※初年度無料 |
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追加カード | 無料 ※3枚まで発行可能 |
ETCカード | 無料 |
ポイント還元率 | 0.6%〜1.1% |
申込資格 | 法人代表者・個人事業主 |
国際ブランド |
- 選ばれる理由
- 初年度年会費無料、2年目以降2,200円の格安法人カード
- ポイント還元率最大1.1%が可能
- 1名分無料のダイニング特典が利用可能(Mastercard選択時)
- 7,000ポイントプレゼント
当サイトでは
受付を停止しています
- 最大1.1%還元が可能
- 初年度年会費無料、2年目以降も2,200円
- 初めての法人カードとしてもおすすめ
「EX Gold for Biz」は、通常ポイント還元率こそ0.6%ですが、年間の利用額に応じて最大1.1%まで還元率がアップします。
年50万円以上利用 | 翌年0.85% |
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年100万円以上利用 | 翌年0.95% |
年200万円以上利用 | 1.10% |
国税のクレジットカード払い手数料は0.76%のため、年間50万円以上を利用するのであれば、手数料を上回ったポイントを得られます。
ここまで紹介してきたクレジットカードと比べると大きな還元率ではありませんが、EX Gold for Bizは通常年会費が2,200円(税込)ととてもお手頃です。
しかも、初年度に関しては年会費無料のため、「法人税や消費税を試しにクレジットカードで支払いたい」といった方でも気軽に作りやすいでしょう。
クレジットカードで納付可能な税金
クレジットカードでの支払いが可能な税金は、以下のとおりです。
国税はすべて対象となるほか、附帯税(加算税、延滞税等)の納付もクレジットカード払いに対応しています。
- 申告所得税及び復興特別所得税
- 消費税及び地方消費税
- 法人税(連結納税を含む)
- 地方法人税(連結納税を含む)
- 相続税
- 贈与税
- 源泉所得税及び復興特別所得税
- 源泉所得税
- 申告所得税
- 復興特別法人税(連結納税を含む)
- 消費税
- 酒税
- たばこ税
- たばこ税及びたばこ特別税
- 石油税
- 石油石炭税
- 電源開発促進税
- 揮発油税及び地方道路税
- 揮発油税及び地方揮発油税
- 石油ガス税
- 航空機燃料税
- 登録免許税(告知分のみ)
- 自動車重量税(告知分のみ)
- 印紙税
国税をクレジットカードで支払うメリットと注意点
最後に法人税や消費税をクレジットカードで支払うメリットと注意点を確認していきましょう。
メリットは以下の2つ。
- 365日24時間いつでも手続き可能
- 税金の支払い時期・納期の調整ができる
デメリットは以下の2つです。
- 所得税・消費税など複数の税目はまとめて納付できない
- 画面上で納付手続き内容を確認できない
365日24時間いつでも手続き可能
法人税や消費税などをクレジットカードで支払う際には、インターネットから専用サイトにアクセスし、手続きをします。
そのため夜間や休日を問わず、いつでも手続きが可能な点は大きなメリットでしょう。スキマ時間にささっと支払いを済ませられます。
税金の支払い時期・納期の調整ができる
たとえ法人税や消費税などの支払いであっても、クレジットカードでの支払いであれば、支払い回数を選択できます。
利用できる支払い回数に関してはクレジットカード自体に依存しますが、カードが対応していれば、一括払い、分割払い(3回、5回、6回、10回、12回)、リボ払いでの支払いが可能です。
ただし、分割払いやリボ払いを選んだ場合には、別途手数料が発生します。ご注意ください。
所得税・消費税など複数の税目はまとめて納付できない
支払わなくてはいけない税金が複数ある場合、すべての国税を一度に支払うことはできません。
区分ごとに手続きを行わなくてはいけないのは、やや手間でデメリットに感じられる方もいるでしょう。
画面上で納付手続き内容を確認できない
法人税や消費税などをクレジットカードで支払った場合、領収書が発行されません。
そのため納付手続き内容を書面で残しておく必要があるのであれば、納付後に届く完了メールを保管しておきましょう。
法人カードについてよくある質問
Q. 法人カードの発行にかかる日数はどれくらい?
法人与信の法人カードでは、会社の決算情報で審査が行われるので、登記簿謄本や決算書などの書類の郵送にかかる期間が発生するため、発行までに通常2〜3週間ほどかかります。
個人与信の法人カードであれば、基本的に書類の郵送が不要なので、3営業日から1週間ほどで発行が可能です。即時発行に対応した法人カードもあり、「JCB CARD Biz」では最短5分でカード番号が発行できます。
Q. 法人カードのETCカードは何枚発行できる?
ETCカードの発行可能枚数は、基本的に決済用カード(本カード・追加カード)1枚につきETCカードも1枚のみという法人カードがほとんどです。
発行会社によってはカード1枚につき複数枚のETCカードが発行できる法人カードもありますが、発行可能枚数に上限が設定されている場合もあります。
法人カードの申し込み前に、必要なETCカードの枚数と、発行できるETCカードの枚数、それにかかるカードコストをしっかりチェックしておきましょう。
Q. 法人カードの社員用の追加カードって誰が使ってもいいの?
法人カードの社員用の追加カードは、基本的に審査なしで追加発行できますが、カード名義は社員個人になりますので、追加カードにも名義人の氏名が印字されます。
そのため、カード利用も名義人である社員本人に限られます。
Q. 審査なしで使える法人カードはある?
法人カードは、個人向けのクレジットカード同様、申込時に必ず審査が行われます。
ただし、事前に保証金を預ける「デポジット」タイプの法人カードであれば、保証金が利用可能枠になり貸し倒れのリスクがないため、ほぼ審査なしで利用できます。
また、「マネーフォワード ビジネスカード」のような法人プリペイドカードは、事前にチャージした残高分だけ決済できるので、審査なしで利用できます。
Q. 法人カード、ビジネスカード、コーポレートカードって何が違うの?
経費決済に利用するクレジットカードを「法人カード」や「ビジネスカード」と呼び、カードによっては、個人事業主やフリーランスも利用できます。
「コーポレートカード」は大企業向けの法人カードで、発行には従業員数などの条件があり、利用可能枠(限度額)や発行可能枚数などが企業規模に合わせて設定されます。
法人税や消費税の支払いはポイントを貯めるチャンス!
法人税や消費税の支払い時に損をしないクレジットカードを選ぶポイントは、以下のとおりです。
- 手数料0.76%を上回る還元率のクレジットカード(1%以上がおすすめ)
- 国際ブランドのアメックスとダイナースは基本的に不向き
- 年会費やほかサービスも含めて検討する
法人税や消費税は、大きな金額になります。だからこそクレジットカード払いにすれば、貯まるポイントもかなりのものです。
ぜひとも今回紹介した法人カードを利用して、国税の納付もお得に済ませましょう。
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