10月17日 00時41分
井上工業(1858)が破産。
最近の株価を見ればどのような状態かわかるはずだし、8月29日のコラムで書いたように、いかにも怪しげな増資を発表していたから、この時点ですでに”時間の問題”だったのだろう。
しかし、言うまでもないが、身元のはっきりしない投資ファンドが登場してくる銘柄は要注意。
ましてや、「東証投資事業有限責任組合」などと人を食った名前の投資組合などは、問題外だろう。
もちろん、今年1月の千年の杜(現・東邦グローバルアソシエイツ、1757)のように、本尊の仕掛けがはまって大相場となることはある。
しかし、こんなケースは稀だし、たとえ急騰しても逃げ場を失えば元の木阿弥。少なくとも、提灯がついてからしか飛び乗れない個人投資家の儲けは薄いはず。
今ならそんなリスクの高い銘柄でなくても、大化けのチャンスはたっぷりある。
しばらくは材料株に近寄る必要はない。
木暮隆文<TOKYO株ニュース>