09月17日 13時16分
永谷園(2899)が大相撲の懸賞を半減したとの報道。
大麻事件などの影響もあり、自粛の方針を打ち出したとされる。1場所あたり200本以上出していたものを、約半分にする方針のようだ。
大相撲の懸賞は、1本当たり6万円。場所あたり100本減らしたとして、年間600本、3600万円の節約になる。
永谷園の今期の最終利益は7億7000万円を予想。
このベースで見ると大した金額ではないかもしれないが、仮に関取のCM出演を止めたり、その他大相撲関連の支出(おそらく相当額あると推測される)を減らせば、1億円程度は削減できる可能性がある。
業績に相当のインパクトがあるかもしれない。
ただし、その分露出も減り広告効果はなくなるので。売上への影響は見えにくい。プラスマイナスの断定は難しいが、現状ならプラスのほうが多そうだ。
しかし、別の視点で見ると、企業によるスポーツ振興は大切な存在。サッカーやバスケットボール、各アマチュア競技などの起業支援は、ぜひ続けてほしいもの。
でも、今回の相撲のようにマイナスイメージが進行すると、企業にとってはバックアップする意義がなくなってしまう。
相撲界も今のうちに大改革をしないと、取り返しのつかないことになる。果たして、その自覚はあるのだろうか?