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TOKYO株ニュース

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小暮隆文

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09月05日 13時20分

底値拾いは「金庫株+PBR」で

  これだけ下げると「何を買っても同じ」と思えてしまうが、拾う人はしっかり底値を拾っているようだ。
 
 底値拾いがうまい人は、誰もが「もうダメだー」と思って投げる瞬間に、動き出すという。

 ただし、それをわかっていても資金がないという人の方が、実際には多いのかもしれない。

 で、本論。

 大和総研のレポートによれば、金庫株の消却を発表した銘柄は、パフォーマンスがいいという。特に、PBR1倍割れの場合はさらにオイシイという。

 ちなみに、PBRで1倍割れで、現在金庫株比率が高い銘柄は東京スタイル(8112)、丸井グループ(8252)、CSK(9737)、ローム(6963)など。
 
 「アナリスト予想は逆を行くのが鉄則」というのはよく知られた話だが、(個別銘柄ではなく)地味な分析においては、証券会社のレポートはけっこう的中率が高い。

 上記の中でも、東京スタイルは豊富なキャッシュフローを誇り、過去には村上ファンドとのプロキシーファイト(委任状争奪戦)で話題となった銘柄。

 今回、取り上げられた銘柄群に、今後、外資ファンドが照準を定めてきても不思議はない。