08月29日 00時40分
井上工業(1858)が第三者割当による新株発行および新株予約権を発表。
同社は今四半期は赤字転落、株価は15円。NFKでさえも持ち株を手放した銘柄。
こんな状態の企業に手を差し伸べたのは、誰?…と思い、割当先の団体の名称、代表者の名前などを調べてみたが、検索しても引っかかるものはなし。
ということで、引き受け先の詳細、今のところは不明(情報求む)。
しかしながら、リリースでは「いわゆるMSCBではありません」と強調している。だからって、現在の発行済み株式数の2倍近くの株券を発行するなんて…。正直いって、尋常ではない増資(ですよね?。みなさん)。
ここしばらくで大幅増資をした銘柄を見れば、どういうことかわかりますよね。
材料系の株によくある話だが、しばらくすると”本尊”の株主が現れ、新たなスキームとMSCBをセットに、さらに株券を刷り増す・・・というケースなのか?
さらに、もしもこれらの株券が早い時期に市場に出回るようなら、株価はマネーゲーム化の懸念あり。
デイトレーダーの人には面白い銘柄かもしれないが、一般の投資家は安易に手を出すのは避けたいところ。
一般紙などがこの銘柄について詳細を報じることはないかもしれないが、近い未来に売買が活発化し東証のシステムに負荷がかからないか、今から心配だ。
p.s.
ところで、「東証投資事業有限責任組合」って名前、大丈夫なのかな?