
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月10日 08時30分
本日の相場見通し/日経平均は目先の底値模索となるのは仕方がない
9日の米国株式市場では、NYダウは続落、前日比51.28ドル安の17801.20ドルだった。ダウは一時同222.91ドル安まで下落したが、下げ渋った。一方、ナスダック総合株価指数は反発し、同25.774ポイント高の4766.465ポイントで終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.68(4.79%)高の14.89だった。上海株が前日から5%超下落したことや、大統領選出を巡り政治的な混乱が懸念されるギリシャのアテネの株価指数が1割強下げるなど欧州の主要株価指数が軒並み下げたことが嫌気された。一方あ、原油先物相場の下落が一服し、石油株が上昇し、相場をサポートした。
NY円相場は大幅続伸、前日比1円円高・ドル安の1ドル=119円65~75銭で終えた。一時117円90銭まで上昇した。円は対ユーロで続伸し、前日比70銭円高・ユーロ安の1ユーロ=148円05~15銭で終えた。
NY原油先物相場は4日ぶりに反発した。WTI期近の2015年1月物は前日比0.77ドル高の1バレル63.82ドルで取引を終えた。NY金先物相場は大幅に続伸した。15年2月物は前日比37.1ドル高の1トロイオンス1232.0ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物12月物は17620円大証精算値比170円安だった。一時17315円まで下落した。
NYダウが一時222.91ドルとなり、円相場が一時1ドル=117円90銭まで上昇するなど、足元の外部環境が急速に悪化している。また、日銀のETFの買い余力への関心も高まっている。今昨日までETFの買い入れ累計は3兆7734億円と、2014年末目標の3兆8000億円まで266億円に迫ったからだ。日銀が杓子定規の対応をすると、相場は大きく動揺するだろう。日銀は何事もなかったように粛々と今後も買うとは思うが、これが目先最大の需給面での懸念材料だ。
こうなると、日経平均は目先の底値模索となるのは仕方がない。本日の想定レンジは17500円~17700円程度だが、目先数日なら、25日移動平均線(9日現在17350.11円)をメドにした調整を意識しておきたい。一方、物色面では、政府はが燃料電池車の燃料を供給する水素ステーションの規制緩和に乗り出すと伝わり、水素関連が賑わう見通し。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)