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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

10月17日 16時05分

来週の相場見通し/底値からのリバウンドをうかがう局面

来週の日経平均は底値からのリバウンドをうかがう局面になるとみている。ただし、米国株がさらに下押ししたり、円高が一段と進むようなら、日経平均の下落余地は拡大することになる。一方、上値は上値で重そう。9月25日の16374.14円をピークに、2週間で1845.11円の大幅下落を記録したことで、投資家の体力及びマインドが回復するには時間を要しよう。なお、底入れしたら、今年の2月から3月にかけてのような戻りをイメージしている。あの時は、2月5日に13995.86円で底入れし、3月7日に15312.60円を付けてリバウンドが終わった。

ところで、今回の世界的な株安の一因に、エボラ出血熱の感染拡大による、世界景気減速懸念が指摘されていた。しかし、世界保健機関(WHO)は17日にもセネガルで、順調ならナイジェリアも20日にエボラ出血熱の感染拡大終了を宣言すると伝わっている。米国やスペインで国内感染が確認されるなど、まだまだ、予断の許せない状況だ。しかし、一応、感染拡大終了宣言はポジティブな材料とみてよいだろう。

16日の日経平均は一時は14672.55円と5月30日以来およそ5カ月ぶりの安値を付けた。一方、追証絡みの投げ売りと、押し目買いや売り方の買い戻しが激しく交錯し、東証1部の売買代金は9月12日以来の水準に膨らんだ。これでセリングクライマックスになった可能性が出たとみたが、17日に14529.03円を付け、14672.55円を割り込んだため、綺麗な底入れとはならなかった。ちなみに、17日の東証1部の騰落レシオは25日移動平均が69.42%、10日移動平均は47.49%、そして、6日移動平均は、なんと25.65%だ。騰落レシオは底値発見機能に優れているとされている。少なくとも、この指標をみる限り、短期的に、さすがにいいところまで下げたため、早晩、テクニカルリバウンドの発生が見込めると考える。

米国株については、S&P500種株価指数が今後3カ月先の変動を想定するVXV指数と、今後1カ月でどの程度変動するかを数値化したVIX(恐怖指数)を割った比率は通常1.0~1.2の範囲で推移するが、調整色を強めると比率は低下し、節目の1.0を割り込むと相場が底入れして反発に転じる傾向が知られている。ちなみに、16日は0.91まで低下した。この比率をみる限りは、底入れ近しを示唆している。

ただ、相場がここまでの急落を演じたことで、自律反発に入るためには、それなりのきっかけ(材料)が欲しいところ。米株が急反発したり、ドルが反転上昇したりと、外部環境の追い風が必要だ。また、政府・与党や日銀発の株式市場に対するポジティブな口先介入などでも、売り方の利益確定の買い戻しの十分な口実になり得るだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)