
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月15日 07時47分
本日の相場見通し/日経平均の想定レンジは14700円~15100円程度
14日の米国株式市場では、NYダウは小幅ながら4日続落、前日比5.88ドル安の16315.19ドル、一方、ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発、同13.515ポイント高の4227.171ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同1.85(7.51%)安の22.79だった。特段、新たな売り材料が見当たらない中、午後に入ると地合いが悪化し、ダウは急速に伸び悩んだ。S&P500種株価指数が前日に200日移動平均線を下回ったことも嫌気材料視されていた。
NY円相場は3日続伸し、3連休前の前週末10日終値比60銭円高・ドル安の1ドル=107円00~10銭で終えた。円は対ユーロで3日続伸し、3連休前の前週末10日比45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=135円45~55銭で終えた。
NY原油先物相場は大幅に続落した。WTI期近の11月物は前日比3.90ドル安の1バレル81.84ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸した。12月物は前日比4.3ドル高の1トロイオンス1234.3ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物12月物は14935円大証精算値比35円高だった。
ダウは軟調ながら、下げピッチが鈍化し、ナスダックが反発した。また、円高もやや一服している。これらを背景に、日経平均の下落にもやや一服感が出そう。日経平均の想定レンジは14700円~15100円程度。
ただし、ZEWが14日発表したドイツの10月の景況感期待指数がマイナスに低下した。また、独政府は14、15年の成長率見通しを下方修正した。そして、14日の米10年物国債利回りは、一時2.18%と2013年6月19日以来ほぼ1年4カ月ぶりの低水準を付けた。
このため、(1)世界景気、とりわけ欧州景気の減速懸念、(2)エボラ出血熱の感染拡大を受けた、各国政府による出入国規制の強化や旅客需要の減少に対する懸念、(3)米長期金利低下を背景としたドル安・円高長期化懸念などを背景に、上値は重く、戻りは鈍そう。
これらに加え、GPIF運用見直しの公表遅れも嫌気されている。当初は早ければ9月中にも新たな基本ポートフォリオを公表するとみられていたが、11月以降にずれ込む観測が高まっている。なお、塩崎恭久厚生労働相は本日15日の社会保障審議会・年金部会(厚労相の諮問機関)に出席する。ここでの発言がヘッドラインとなり、本日の相場を上下に動かす可能性はある。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)