
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月10日 07時38分
本日の相場見通し/15461.09円を割り込み、直近安値を更新する見通し
9日の米国株式市場は急反落、NYダウは前日比334.97ドル安の16659.25ドル、ナスダック総合株価指数は同90.258ポイント安の4378.336ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同3.65(24.16%)高。欧州景気の悪化や中国の成長鈍化で、世界景気の減速懸念が強まり、景気敏感株中心に嫌気売りが出た。
NY円相場は反発し、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=107円80~90銭で終えた。一時107円54銭と9月17日以来ほぼ3週ぶりの円高・ドル安水準を付けた。円は対ユーロで反発し、前日比85銭円高・ユーロ安の1ユーロ=136円80~90銭で終えた。
NY原油先物相場は3日続落した。WTI期近の11月物は前日比1.54ドル安の1バレル85.77ドルで終えた。NY金先物相場は反発した。12月物は前日比19.3ドル高の1トロイオンス1225.3ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物12月物は15305円大証精算値比195円安だった。
9日の米10年物国債利回りは前日比0.01%低低下の2.31%だった。一時2.27%と2013年6月19日以来およそ1年4カ月ぶりの低水準を付けた。これがドル安・円高要因となっている。また、米長期金利低下の背景は、世界景気の先行き不透明感だ。これが世界的な株安の主因だ。それにしても、NYダウの乱高下は酷い。7日に272.52ドル(1.60%)安、8日に今年最大の上げ幅274.83ドル(1.64%)高、そして、9日に13年6月20日以来、約1年3カ月ぶりの大きさで今年最大334.97ドル(1.97%)安だ。
米株のボラティリティーの高まりに加え、米長期金利低下を背景にしたドル安・円高圧力の高まりを受け、日本株のボラも上昇し、且つ、円高と世界的な株安を嫌気した売り圧力で、下落トレンドが出ている。日経平均は昨日9日に3日の15559.07円を割り込み、15461.09円を付けた。本日はその15461.09円を割り込み、直近安値を更新する見通しだ。上値抵抗は7日までの25日移動平均線(9日現在15921.07円)から、8日以降は5日移動平均線(同15691.66円)に切り下がった感がある。
日経平均の想定レンジは15100円~15500円。ボラが上昇し、日中値幅は拡大していくことが予想される。3連休を控えた週末だが、株価指数オプションとミニ日経平均先物10月物のSQ算出後も、売り方の利益確定の買い戻しと、買い方の失意の投げ売りが激しくぶつかることが予想される。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)