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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

09月26日 08時13分

本日の相場見通し/市場全体としては様子見気分が強い状況

25日の米国株式市場は大幅反落、NYダウは前日比264.26ドル安の16945.80ドル、ナスダック総合株価指数も大幅反落し、同88.473ポイント安の4466.748ポイントだった。アップルが新製品の不具合などを背景に大幅に下落したことや、ロシアが欧米の資産凍結などの対抗措置を強化すると伝わったこと、8月の米耐久財受注額が大幅に減少したことなどが嫌気された。

NY円相場は3日ぶりに反発した。前日比25銭の円高・ドル安の1ドル=108円75~85銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、前日比70銭円高・ユーロ安の1ユーロ=138円60~70銭で終えた。

NY原油先物相場は反落した。WTI期近の11月物は前日比0.27ドル安の1バレル92.53ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。12月物は前日比2.4ドル高の1トロイオンス1221.9ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物12月物は16125円大証精算値比155円安だった。

米株の大幅下落、円安一服を受け、本日の日経平均は反落する見通し。日経平均の想定レンジは16000円~16300円程度。なお、本日は9月末配当などの権利落ち日。日経平均の予想配当落ち分は90円台前半とみられる。この配当落ち分の再投資が投資信託などから株価指数先物に入る見通しで、これが相場をサポートしよう。だが、本日は週末。積極的な買い要因が乏しいため、市場全体としては様子見気分が強い状況が予想される。

確かに昨日の日経平均は19日以来、3営業日ぶりに年初来高値を更新した。しかし、これは裁定買いの影響が非常に大きいとみる。実際、19日時点の裁定取引に伴う現物株の買い残高(期近・期先合計)は6週連続で増加。前週比1916億円増の3兆6325億円だった。このような相場になると、指数寄与度の大きい一部の銘柄だけに資金が集中する。逆に、「イナゴ」と呼ばれる個人投資家好みの銘柄群からは資金が流出しやすくなる。結果、指数は上がっても、相場の体感温度は下がることになる。

ところで、昨日、ある個人投資家は、日経平均が年初来高値を更新したことで、2014年の株式投資をいったん精算するべく、今年1月から9月25日まで積み上げた実現益に見合う分だけ、評価損を抱えた塩漬け株をガンガン損切りしてキャッシュポジションを高めたという。本日から実質10月相場であり、2014年相場も残すところ3ヶ月だ。例年12月が個人の節税売りのピークだが、足元の相場堅調を受け、また、権利取りも終わったことから、これからは個人の節税売りが前倒しで出てくる可能性はある。そうなると、目先は、「イナゴ」好みの銘柄を中心に、換金売り圧力が強まることが予想される。 (株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)