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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

09月10日 06時48分

本日の相場見通し/日経平均は、上値は重く、下値も堅い、膠着相場

9日の米国株式市場では、NYダウは続落、前日比97.55ドル安の17013.87ドル、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落、同40.000ポイント安の4552.285ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.84(6.64%)高の13.50だった。アップルがiOS搭載スマートフォンの新モデル「iPhone 6」と大画面化した「iPhone6 Plus」や腕時計型ウェアラブルデバイス「Apple Watch」、NFCに新対応したiPhone6およびiPhone6 Plusで利用できる電子決済システムApple Payを発表した。しかし、アップル株が取引終了にかけて下げ、投資マインドをを冷やした。また。FRBがゼロ金利政策を見直す時期が前倒しされるとの警戒感を背景に、利益確定売り圧力が強まった。

NY円相場は続落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=106円15~25銭で取引を終えた。一時106円47銭と、2008年10月1日以来、約5年11カ月ぶりの安値を付けた。円は対ユーロで続落し、前日比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=137円35~45銭で取引を終えた。

NY原油先物相場は4日ぶりに反発した。WTI期近物の10月物は前日比0.09ドル高の1バレル92.75ドルで終えた。NY金先物相場が続落した。12月物は前日比5.8ドル安の1トロイオンス1248.5ドルで終えた。

シカゴ日経平均先物9月物は15670円大証清算値比80円安だった。

米株は軟調で、これはネガティブ。しかし、9日の米10年物国債利回りは同日の最高である前日比0.03%高い2.50%で終え、8月5日以来ほぼ1カ月ぶりの水準まで上昇した。この米金利上昇はドル高要因であり、日本株にはポジティブ。このため、本日の日経平均は、上値は重く、下値も堅い、膠着相場をイメージする。想定レンジは15600円~15800円程度。週末にメジャーSQを控え、積極的に動き難いムードが終日続く公算。

現状の相場に関して言えば、可もなく不可もなくという感じだ。物色の柱らしい柱は見当たらない。しかし、日経平均等、株価指数に底割れ懸念が皆無のため、売り急ぐ機運も乏しい。逆に、消費増税の影響や夏場の異常気象の個人消費低迷への懸念が強く、内需株への業績不安が色濃く、指数の上を買う意欲も殺がれている。そのような状況下、短期個人や証券自己の物色意欲は強い。しかし、彼らの多くは、何か情報が出れば内容も確認せずに飛びつく「イナゴ」。この結果、物色は「日替わり定食」となり、日々食い散らかしの様相を呈している。それでも、このような個別銘柄物色が行われているうちは、相場の体感温度はそこそこ高い状態といえよう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)