< 来週の為替見通し/1ドル=101.90-103.40円を想定

外資系5社、売り650万株、買い880万株、差引き230万株買い越し >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月15日 16時41分

来週の相場見通し/閑散・夏枯れ相場の中、底堅い動きが見込まれる

来週の日経平均は、外部環境が劇的に悪化しない限り、閑散・夏枯れ相場の中、底堅い動きが見込まれる。想定レンジは15100円~15700円程度。7月31日の15759.66円をピークとした調整は8日の14753.84円で一巡し、目先の底入れは果たしたとの認識だ。ただし、25日移動平均線(15日現在15331.06円)付近まで戻したことで、最低限の戻りもいったん終了したともみている。つまり、現在の水準から上に行くにも、下に行くにも、新たな材料の出現が必要だろう。

来週は、お盆休み明けで国内勢は市場に帰ってくる。その一方で、多くのヘッジファンドの欧米系ファンドマネージャー達はサマーバケーションを9月1日のレイバー・デーまで取る見通しだ。このため、相場にトレンドが出難くなり、また、ボリュームの増加も期待薄とみている。もちろん、相場を大きく動かす材料が突発的に飛び出せば話は別だが、そうではない限り、夏枯れ相場が続く公算だ。

来週、市場で最も注目度の高いイベントは、21~23日に米ワイオミング州のジャクソンホールで開かれる経済シンポジウムだ。そのシンポジウムで、22日、イエレンFRB議長が講演する予定だ。その講演で、米金融政策の方向性がはっきりすれば、ドル相場が大きく動く可能性がある。円高なら日経平均は急落、円安なら日経平均は高値トライとなるだろう。ただし、それは再来週以降の相場に反映されることになる。

物色面では、柱らしい柱が見当たらない。確かに、15日の株式市場では、京急(9006)がカジノ運営事業への参入を目指すと伝わり、カジノ関連が賑わった。その一方、ミクシィ(2121)の15日終値が前日比20円安の5860円と、6000円を下回って今週の取引を終えるなど、同社を中心にしたゲーム関連株の多くが失速している。また、CYBERDYNE(7779)を中心としたロボット関連人気にも陰りがみえている。ゲームとロボットという2大人気テーマの勢いがなくなったため、買い方の回転が効き難くなっている可能性が高い。このため、来週は猫の目のようにクルクルと、日替わりで物色テーマが変わり、食い散らかしの物色傾向が強まる公算が大きい。

ただし、15日の東証マザーズ指数終値は前日比16.72ポイント(1.79%)高の949.10ポイントだった。8月4日の979.40ポイントをピークにした調整は8日の833.66ポイントで底打ちした格好だ。また、200日移動平均線(15日現在853.34ポイント)がサポートとして機能した。さらに、日足ベースの一目均衡表では、遅行スパンと雲上抜けの「2役好転」状態であり、短期チャートは悪くない。このため、柱となる物色テーマがなくとも、個人投資家中心に、物色意欲が衰えることはなさそうだ。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)