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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

07月23日 06時59分

本日の相場見通し/地政学リスクが高まり、投資家は内需株選好を継続

22日の米国株式市場は反発、NYダウは前日比61.81ドル高の17113.54ドル、ナスダック総合株価指数は同31.312ポイント高の4456.016ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.57(4.45%)安の12.24だった。6月の米中古住宅販売件数は前月比2.6%増の504万戸(年率換算)と、500万戸程度との市場予想を上回った。また、マレーシア航空機の撃墜での犠牲者の遺体の移送が始まり、ウクライナ情勢への警戒感が後退した。これらが好感された。

NY円相場は3日続落し、前日比5銭円安・ドル高の1ドル=101円40~50銭で取引を終えた。円は対ユーロで上昇し、前日比50銭円高・ユーロ安の1ユーロ=136円55~65銭で取引を終えた。

NY原油先物相場は反落した。WTI期近の8月物は前日比0.17ドル安の1バレル104.42ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落した。8月物は前日比7.6ドル安の1トロイオンス1306.3ドルで終えた。

シカゴ日経平均先物9月物は15355円大証清算値比25円高だった。

米アップルが22日発表した2014年4~6月期決算は、スマートフォン「iPhone」の販売増がけん引し、売上高は前年同期比6%増の374億3200万ドルで市場予想の379億ドル程度には届かなかった。この点は本日の日本株に若干ネガティブだが、大勢に影響はないだろう。22日の米株上昇を素直に好感しよう。日経平均の想定レンジは15300円~15450円程度。だが、新たな買い材料は見当たらず、上値は上値で重そう。

なお、昨日は東証第1部全体で144銘柄が年初来高値を更新し、建設や食品など内需株の上昇が目立ったことが一部で指摘されている。とりわけ、市場での人気者は建設株だ。品川駅周辺の再開発やリニア新幹線の着工などが買い手掛かり材料となり、大手ゼネコンから中小ゼネコンまで一斉高となっている。この「建設祭り」は今しばらく続く公算だ。なぜなら、ウクライナ・パレスチナ情勢等で地政学リスクが高まり、投資家はその影響を受け難い内需株を選好するとみるからだ。

また、22日のマザーズとジャスダックを合わせた売買代金は1740億円と、ほぼ2カ月ぶりの低い水準になるなど、新興株人気が一服している。このため、投機マネーが新興市場から流出し、「建設株」に流入。この結果、「建設祭り」に(いい意味で)「火に油を注ぐ」ことになるとみている。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)