
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月18日 07時49分
本日の相場見通し/普通に考えたら、積極的には買えない
17日の米国株式市場では、NYダウは5日ぶりに反落、前日比161.39ドル安の16976.81ドル、ナスダック総合株価指数は反落し、同62.521ポイント安の4363.447ポイントだった。ウクライナ上空を飛行していたマレーシア航空機が17日、ウクライナ政府軍と親ロシア派武装勢力の戦闘が続くウクライナ東部に墜落した。また、イスラエルがパレスチナ自治区ガザへ地上部隊を投入したとも伝わった。これら地政学的なリスクの高まりが嫌気された。
NY円相場は上昇した。前日比50銭円高・ドル安の1ドル=101円15~25銭で終えた。円は対ユーロで3日続伸し、前日比65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=136円80~90銭で終えた。
原油先物相場は続伸。期近物の8月物は前日比1.99ドル高の1バレル103.19ドルで終えた。NY金先物相場も続伸した。8月物は前日比17.1ドル高の1トロイオンス1316.9ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物9月物は15255円大証清算値比115円安だった。
イスラエル軍が、ガザに地上侵攻したのみならず、旅客機がウクライナ東部で撃墜されたという衝撃的なニュースを受け、米株が下落し、円高となっている。それに加えて、本日は3連休を控えた週末だ。普通に考えたら、積極的には買えない。そもそも、昨日はNYダウ最高値更新という追い風にもかかわらず、日経平均は続落するなど日本株の上値は重かった。よって、手仕舞い売り、ポジション調整売りが加速しそう。日経平均の想定レンジは15100円~15350円程度。
相場全体の地合いが悪化するようなら、心配なのは、下値ではGPIF等の機関投資家の買いが見込める大型株よりも、個人の関与率の高い新興市場や東証1部・2部の低位材料株だ。とりわけ、新興市場の高成長期待銘柄で、高PER・高PBR・ハイボラティリティーのモメンタムストックや、信用取り組み妙味と値動きを背景に急騰した東証1部・2部の低位材料株の急落を警戒したい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)