
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月23日 07時56分
本日の相場見通し/将来の急落を意識せざるをえないが、それは本日ではない
20日の米国株式市場では、NYダウは6日続伸、前日比25.62ドル高の16947.08ドルと、過去最高値を更新した。S&P500種株価指数は6日続伸。同3.39ポイント高の1962.87ポイントと連日で過去最高値を更新した。ナスダック総合株価指数は反発、同8.711ポイント高の4368.037ポイントと2000年4月以来、約14年2カ月ぶりの高値で取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.23(2.17%)高の10.85だった。株価指数先物、株価指数オプションなど4つの取引期限が重なるクアドラプル・ウィッチングにあたり、商いは活発だったが、方向感が出ず、高値圏で小幅な値動きを続けた。
NY円相場は続落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=102円00~10銭で取引を終えた。NY円は対ユーロで6日続落。前日比10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=138円80~90銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続伸した。WTI期近の7月物は前日比0.83ドル高の1バレル107.26ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続伸した。8月物は前日比2.5ドル高の1トロイオンス高1316.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物9月物は15430円大証清算値比50円高だった。
米株堅調、1ドル=102円付近での円相場の落ち着きを好感し、本日の日経平均は反発スタートする見通し。想定レンジは15300円~15500円程度。だが、20日の騰落レシオ(25日移動平均)は151.65と、約1年1カ月ぶりの水準まで上昇し、過熱している。一方、「日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)」は、17.44と12年12月以来の水準まで低下し、買い安心感が非常に強く、買い方が慢心している可能性が高い状況。教科書的には、近い将来の急落を意識せざるをえない数値だ。ただ、それは本日ではないだろう。なぜなら特に、足元で売り材料が見当たらないからだ。それでも、東証1部の大型株に比べ、過熱感が顕著な新興市場には「ナイアガラ発生」への注意が必要だとみておきたい。
物色面では、東京電力(9501)など電力10社は2016年にも電力の使用状況や停電など送配電の情報を管理するシステムを統一すると伝わり、同関連銘柄群が賑わいそう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)