
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月13日 07時40分
本日の相場見通し/外部環境が悪化で、日経平均は続落
12日の米国株式市場では、NYダウは続落し、前日比109.69ドル安の16734.19ドル、ナスダック総合株価指数も続落し、同34.299ポイント安の4297.633ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.96(8.28%)高の12.56だった。オバマ米大統領がイスラム教スンニ派の過激派武装組織がイラク北部で勢力を拡大していることについて、米軍による攻撃の可能性を排除しないと明言したことが嫌気された。また、米小売売上高が前月比0.3%増にとどまり、市場予想の0.7%程度を大きく下回ったことも悪材料だった。
NY円相場は3日続伸し、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=101円70~80銭で終えた。円は対ユーロで5日続伸し、前日比30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=137円75~85銭で終えた。
NY原油先物相場は続伸した。WTI期近の7月物は前日比2.13ドル高の1バレル106.53ドルで取引を終えた。NY金先物相場は4日続伸した。8月物は前日比12.8ドル安の1トロイオンス1274.0ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物6月物は14850円大証清算値比150円安だった。
イラク情勢の悪化や、5月の米小売売上高など低調な米景気指標を受け、米株安、円高となり、外部環境が悪化している。このため、本日の日経平均は続落する見通し。想定レンジは14750円~15050円程度。下値は5月30日と6月2日とで空けた窓(14741.10円~14777.51円)埋め。一方、上値は5日移動平均線(12日現在15047.81円)が抵抗しよう。SQ算出後は、それを上回るか、下回るかで、当日の需給が決まるとみているが、少なくとも買い上がる材料は、寄り前時点では見当たらない。
ところで、6月第1週(2~6日)の投資部門別株式売買動向では、個人は4週連続で売り越した。売越額は4380億円だった。また、6月第1週(6月2日~6日)の新興市場でも、個人投資家は4週連続で売り越した。売越額は83億円だった。このように、個人投資家は利益確定売り、損切り、チャラ逃げ、どれかは分からないが、足元の相場回復局面で、個人は総じてセカンダリー市場では換金を優先している。そしてこの資金は、相場下落局面で市場に再流入する公算が大きいと考えられる。これは需給面でのポジティブ材料だ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)