
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月10日 07時50分
本日の相場見通し/米株堅調、対ドルでの若干円安で、日経平均も堅調さを維持
9日の米国株式市場は4日続伸、NYダウは前週末比18.82ドル高の16943.10ドルと、3日連続で過去最高値を更新した。S&P500種株価指数も4日続伸、同1.83ポイント高の1951.27と、連日で過去最高値を更新した。ナスダック総合株価指数は同14.844ポイント高の4336.243ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.42(3.91%)高の11.15だった。ダウやS&P500が連日で最高値を更新する中で上値では利益確定売りが出たが、5月の米雇用統計を受け雇用環境が改善しているとの見方か買い意欲がやや勝った。
NY円相場は続落し、前週末比5銭円安・ドル高の1ドル=102円50~60銭で終えた。円は対ユーロで続伸し、前週末比45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=139円30~40銭で終えた。
NY原油先物相場は続伸した。WTI期近の7月物は前週末比1.75ドル高の1バレル104.41ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。8月物は前週末比1.4ドル高の1トロイオンス1253.9ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物6月物は15165円大証清算値比35円高だった。
米株が堅調で、対ドルで若干円安気味なので、本日の日経平均も堅調さを維持する見通し。とりわけ、9日の米10年物国債利回りが前週末比0.01%上昇し2.60%とこの日の最低水準で終えたことはポジティブだ。想定レンジは15000円~15300円程度。その一方で、東京株式市場は短期的な過熱感があり、上値では利益確定売りに加え、戻り待ちのヤレヤレ売りも出易い。このため、15200円を超えて、さらに一段高するためには、新たな買い材料が欲しい。
物色面では、政府は公的保険が使える診療と保険外の診療を併用する「混合診療」を拡大し、患者が希望すれば利用できるよう規制を緩和すると伝わり、バイオ関連が賑わいそう。また、東証マザーズ市場の時価総額が9日、3兆49億円に拡大したことが象徴するように、個人中心に短期マネーが新興に流入している。この流れは、足元で人気化しているLINE関連やロボット関連の買い方の回転が止まるまでは続く見通しだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)