
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月05日 07時17分
本日の相場見通し/買い一巡後は、日経平均は高値圏での膠着を予想
4日の米国株式市場では、NYダウは反発し、前日比15.19ドル高の16737.53ドル、S&P500種株価指数も反発し、同3.64ポイント高の1927.88ポイントと2日ぶりに過去最高値を更新した。ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発し、同17.561ポイント高の4251.642ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.21(1.77%)高の12.08だった。ISM非製造業部門総合指数が昨年8月以来9カ月ぶりの高水準を記録したことや、FRBがベージュブックで景気判断をやや強めたたことが買い材料になった。
NY円相場は3日続落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=102円70~80銭で終えた。
円は対ユーロで4日続落し、前日比5銭円安・ユーロ高の1ユーロ=139円70~80銭で終えた。
NY原油先物相場は反落した。WTI期近の7月物は前日比0.02ドル安の1バレル102.64ドルで終えた。NY金先物相場は反落した。8月物は前日比0.2ドル安の1トロイオンス1244.3ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物6月物は15165円大証清算値比125円高だった。
米株高と円安基調が好感され、本日の日経平均は戻りを継続する見通し。まずは4月3日高値15164.39円が意識されそう。そして、それをクリアしたら、13日のメジャーSQに向け、次は3月7日高値15312.60円を目指す公算が大きい。一方、下値は2日の高値14963.91円がメドとなる。なお、本日に関しては、5日のECB理事会や6日の5月の米雇用統計発表を前に、様子見気分が強まる中、積極的な売買は手控えられるため、朝方の買い一巡後は、日経平均は高値圏での膠着を予想する。
それでも、現状は買い方が圧倒的有利、売り方はピンチという構図であり、どうしても行動しなくてはならないのは、売り方ということになる。今、彼らがやれることは、損失確定のための買戻し、又は、損失拡大回避のためのロング・ポジション積み増しくらいしかない。ということは、終日、その売り方のデルタ調整の買いが、現物及びデリバティブ市場に入り続けることだろう。
ところで、多くの天井場面では、「上昇ピッチが加速し、噴き上げるような上昇が実現する。つまり、売り方の恐怖感がピークに達する過程で、買戻しが断続的に出て上昇が加速し、そして遂に、辛抱堪らなくなった最後の売り方が踏むことで、天井がつく。」のだ。そして、最後の売り方が踏んだ直後から、「振り返れば、そんな高いところで新たな買い手は誰もいない。」という状況になり、相場はいったんピークアウトして、「ああ、あそこが天井だった。」と確認できるものだ。しかし、現時点では、そのような噴き上げ現象は確認できていない。ということは、まだまだ天井ではないとみることができるだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)