
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月04日 07時18分
本日の相場見通し/下値は2日と3日とで空けた窓埋め
3日の米国株式市場では、NYダウは4日ぶりに反落し、前日比21.29ドル安の16722.34ドル、ナスダック総合株価指数は3日続落、同3.118ポイント安の4234.081ポイントだった。ダウは前日まで3日続伸し、2日連続で史上最高値を更新したこともあり、高値警戒感から利益確定売りが優勢だった。なお、5月の米新車販売台数は前年同月比11.3%増と好調で、また、4月の製造業新規受注は前月比0.7%増と、3カ月連続で増加し、伸びが市場予想の0.5%増を上回ったことは相場の下支え要因だった。
NY円相場は続落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=102円45~55銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続落し、前日比50銭円安・ユーロ高の1ユーロ=139円65~75銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTI期近の7月物は前日比0.19ドル高の1バレル102.66ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。8月物は前日比0.5ドル高の1トロイオンス1244.5ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物6月物は15060円大証清算値比30円高だった。
米株の上げ一服を受け、本日の日経平均も上げ一服となる可能性はある。その一方、3日のNY長期債相場が4日続落し、米10年物国債利回りが前日比0.08%高い2.60%と、この日の最高水準で終えたことは、ドル高要因であり、日本株にポジティブに作用しよう。ただし、5日にECB理事会や6日に5月の米雇用統計発表といった注目イベントを控えているため、様子見気分が強く、商いの盛り上がりは期待できない。このため、市場エネルギーの乏しさを背景に、日経平均は上下共に大きく動くことはなさそう。4月3日高値15164.39円が上値としては意識されよう。下値は2日と3日とで空けた窓(14963.91円~15026.01円)埋めとみている。
物色面では、LINEが今秋にも日米で株式上場を検討していることが3日、分かったと伝わり、同関連が賑わいそう。なお、3日の東証マザーズ指数は、11日続伸した。11日連騰、2003年9月に指数の算出を開始して以来初めてのこと。この11日間での上昇率は30.71%に達している。このため、マザーズ中心に新興市場は高値波乱を警戒する必要はある。それはやはり、ミクシィ(2121)株の動向次第ということになりそう。
個人中心に多くのトレーダーは、ロングポジションを引っ張り上昇トレンドに頑張ってついていく一方で、逆指値やトレーリングストップで、リスク管理をしているとみられる。このため、利食いが優勢になり、逆指値(ロスカット)ヒットが相次ぐようなら、負の連鎖に陥りナイアガラが発生する。そして、ロスカットが一巡すると、リバウンド狙いの押し目買いで急激に戻すということが繰り返される見通しだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)