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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

05月21日 07時23分

本日の相場見通し/ポジティブ・サプライズがなければ、積極的な買い材料は皆無

20日の米国株式市場は3日ぶりに反落、NYダウは前日比137.55ドル安の16374.31ドル、ナスダック総合株価指数は同28.924ポイント安の4096.891ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.54(4.35%)高の12.96だった。事務用品販売大手ステープルズやディスカウント衣料小売り大手TJXの決算が期待外れの結果となったことが嫌気された。フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が講演で、労働市場やインフレの動向次第では利上げの開始時期が想定より早まる可能性があると述べたと伝わったことも、悪材料視された。

NY円相場は上昇した。前日比15銭円高・ドル安の1ドル=101円30~40銭で取引を終えた。円は対ユーロで反発した。前日比30銭円高・ユーロ高の1ユーロ=138円80~90銭で取引を終えた。

NY原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTI期近の6月物は前日比0.17ドル安の1バレル102.44ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸した。6月物は前日比0.8ドル高の1トロイオンス1294.6ドルで終えた。

シカゴ日経平均先物6月物は13980円大証清算値比80円安だった。

米株軟調・円高基調のため、本日の日経平均は反落スタートが見込まれる。日銀の金融政策決定会合が前日に続き開かれるが、追加金融緩和は今回も見送りの公算だ。だが、20日の米10年物国債利回りは前日比0.03%低下の2.51%だった。このように、米国の長期金利が低下基調にあり、金利差の面からも円高方向に振れやすくなっている。これは日本株にネガティブに作用し続けよう。

TPP交渉の閣僚会合で大筋合意の期限の設定は見送ったこともあり、日銀発のポジティブ・サプライズがなければ、積極的な買い材料が皆無のため、日経平均については、4月11日の13885.11円を意識せざるを得ない。決定会合で大方の予想通り、追加策なしということでも、それを材料に改めて売り直されるリスクもある。

このような状況下、大型株には下値では機関投資家や年金買いが見込めるが、内需系小型株を中心にモメンタム・ストックには、激しい換金売り圧力が掛かり続けよう。現状打破には、日銀発のみならず、なんらかのポジティブ・サプライズが必要だ。それなしでは、少なくとも、モメンタム・ストックに関しては、現状の調整が一巡することはないだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)