
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月20日 07時01分
本日の相場見通し/円安に振れているため、日経平均は堅調さを維持
19日の米国株式市場は3日ぶりに反落、NYダウは前日比114.02ドル安の16222.17ドル、ナスダック総合株価指数は同25.711ポイント安の4307.602ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.60(4.13%)高の15.12だった。FOMCが公表した、委員による2015、16年の政策金利見通しが市場予想に比べ高く、驚きを誘った。さらにイエレンFRB議長が記者会見で、量的緩和に伴う証券購入の終了後、利上げ開始までの期間の目安を「6カ月前後」などと述べた。このため、利上げ時期が予想よりも早まるのではないかとの見方が強まり、米長短金利が急上昇し、これが嫌気された。
NY円相場は大幅に反落し、前日比90銭円安・ドル高の1ドル=102円30~40銭で終えた。円は対ユーロで反落し、前日比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=141円50~60銭で終えた。
NY原油先物相場は続伸した。WTI期近の4月物は前日比0.67ドル高の1バレル100.37ドルで終えた。NY金先物相場は3日続落した。4月物は前日比17.7ドル安の1トロイオンス1341.3ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物6月限(円建て)は14500円大証清算値比80円高だった。
米株が下落も、円相場が1ドル=102円台の円安に振れているため、本日の日経平均は堅調さを維持する見通し。想定レンジは14400円~14650円程度。テクニカル的には200日移動平均線(19日現在14505.12円)の攻防が予想される。なお、菅義偉官房長官が19日、国際水準に比べて高い法人実効税率の引き下げについて2015年度から引き下げるべきだとの考えを表明した。市場的には2014年度からの引き下げが望ましかったが、これはこれでポジティブ材料だ。それと、3月決算企業の期末配当の権利付き最終売買日は26日だ。これも相場の下支え要因として意識されよう。ただし、本日は3連休前だ。閑散相場は継続する可能性が高い。
物色面では円安で大型株では輸出関連が買い戻される見通しだ。しかし、東京株式市場で時価総額が小さい小型株の底堅さが目立つと一部で報じられているように、大型株を敬遠した個人マネーは、逃避先として小型の好業績銘柄に向かう傾向は続く公算が大きい。足元で、東京市場は薄商い中、裁定絡みの売買で指数だけが乱高下する展開となっている。このため、この影響を受け難い小型株が選好されるのは極めてリーズナブルな傾向だろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)