
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月10日 06時59分
本日の相場見通し/日経平均の上値は重そう
7日の米国株式市場では、NYダウは続伸し、前日比30.83ドル高の16452.72ドル、S&P500種株価指数も続伸し、同1.01ポイント高の1874.04ポイントと、連日で過去最高値を更新した。一方、フェイスブック、グーグルの下落が響き、ナスダック総合株価指数は続落し、同15.903ポイント安の4336.223ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.10(0.70%)安の14.11だった。2月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比17万5000人増と、市場予想の15万人増程度を上回った一方、失業率は6.7%と前月から0.1ポイント上昇した。これは好感されたが、緊迫するウクライナ情勢が上値を圧迫した。
NY円相場は4日続落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=103円25~35銭で取引を終えた。円は対ユーロでも4日続落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=143円25~35銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続伸した。WTI期近の4月物は前日比1.02ドル高の1バレル102.58ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落した。4月物は前日比13.6ドル安の1トロイオンス1338.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物3月物は15315円大証清算値比25円高だった。
米株に方向感がなく、2月の中国の輸出は予想外にマイナスとなり、貿易収支も赤字となったことで、中国の景気鈍化への懸念が強まったため、本日の日経平均の上値は重そう。想定レンジは15200円~15400円程度。なお、10日~11日開催の日銀金融政策決定会合では、金融政策は据え置きとの見方が市場コンセンサスだが、一部では追加緩和への期待が根強く、これが相場をサポートしよう。一方、ウクライナ情勢が依然緊迫状態であり、短期的な高値警戒感もある上、日銀の会合の結果待ちということもあり、日経平均の上値は上値で重そうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)