
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月07日 07時50分
本日の相場見通し/日経平均はテクニカル的には13週移動平均線の攻防
6日の米国株式市場では、NYダウは反発し、前日比61.71ドル高の16421.89ドル、S&P総合500種は同3.22ポイント高の1877.03ポイントと2日ぶりに最高値を更新した。週間新規失業保険申請件数が前週比2.6万件減の32.3万件となり、予想を超える改善となったことなどが買い材料となった。一方、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同5.848ポイント安の4352.126ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.32(2.30%)高の14.21だった。
NY円相場は3日続落し、前日比75銭円安・ドル高の1ドル=103円00~10銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に3日続落。前日比2円40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=142円85~95銭で取引を終えた。ECBは理事会で政策金利の据え置きを決定し、ドラギECB総裁が記者会見でユーロ圏の景気に前向きな認識を示したため、ユーロが買われた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTI期近の4月物は前日比0.11ドル高の1バレル101.56ドルで終えた。NY金先物相場は続伸した。4月物は前日比11.5ドル高の1トロイオンス1351.8ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物3月限(円建て)は15295円大証清算値比175円高だった。
米株が堅調で、円相場が円安基調のため、本日の日経平均は4日続伸スタートする見通し。想定レンジは15100円~15400円程度。テクニカル的には13週移動平均線(6日現在15331.79円)の攻防が予想される。一方、足元の上昇で26週移動平均線(同15003.73円)がサポートとして機能する公算が大きい。
一方、オバマ米大統領は6日、ウクライナの主権や領土の一体を脅かすロシア・ウクライナの個人や企業を対象に制裁を発動する大統領令に署名した。そして、米海軍当局者は6日、ミサイル駆逐艦「トラクスタン」を黒海に向けて派遣したことを明らかにした。ウクライナを巡る緊張はピークアウトしたとはいえ、依然、予断の許せない状況だ。しかし、市場は、軍事衝突はないとの見立てで、ウクライナ情勢を無視する見通しだ。
なお、今晩は2月の米雇用統計の発表を控えた週末であり、朝方の外部環境改善を好感した買い一巡後は、買い方の手仕舞い売りが上値を抑え、日経平均は高値圏で膠着しそう。しかし、昨日までの3連騰を受け、デルタをショートに傾けていた投資家のデルタ・ヘッジの先物買い意欲は強そうで、下がり難い需給となっているとみられる。
物色面では、京都大学iPS細胞研究所がiPS細胞を使い、パーキンソン病を治す臨床研究を2016年にも始めると伝わり、バイオ関連が賑わいそう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)