
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
01月30日 08時08分
本日の相場見通し/米株下落、円高を受け、日経平均は大幅反落へ
29日の米国株式市場は大幅反落、NYダウは前日比189.77ドル安の15738.79ドルと13年11月7日以来、約2カ月半ぶりの安値で取引を終えた。ナスダック総合株価指数は同46.528ポイント安の4051.434ポイントと、13年12月17日以来の安値だった。トルコや南アフリカの中央銀行が28日以降に相次いで政策金利の引き上げを決めたが、両国通貨への買いは続かず、新興国通貨の動揺への警戒感が再燃した。なお、FOMCは、市場の予想通り、月々の証券購入を100億ドル減額し、650億ドルにすると決めた。ただ、最近の新興国市場の混乱についてはFRBは声明で触れていない。これが嫌気された。
NY円相場は3日ぶりに反発し、前日比65銭円高・ドル安の1ドル=102円25~35銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日ぶりに大幅反発し、前日比1円20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=139円50~60銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反落した。WTI期近の3月物は前日比0.05ドル安の1バレル97.36ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反発した。2月物は前日比11.4ドル高の1トロイオンス1262.2ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は14975円大証清算値比405円安だった。
米株下落、円高を受け、本日の日経平均は大幅に反落してのスタートが予想される。想定レンジは14800円~15100円程度。昨日の日経平均は前日比403.75円高だったが、それを本日はあっさりと帳消しにする見通しだ。新興国の通貨や経済を巡る不透明感が再燃し、安全資産の米国債に資金が流入し、29日の米10年物国債利回りは前日比0.08%低下の2.67%だった。日米金利差縮小を背景に、対ドルでの円高が進むという構図に変化が出ない限り、円高・日本株安という流れも変わらないだろう。
物色面では、相場全体がほぼ全面安となる中、バイオ関連が賑わいそうだ。なぜなら、体の細胞に酸性の溶液で刺激を与えるだけで、iPS細胞などと同様、あらゆる臓器や組織になれる「万能細胞」を作ることに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターなどのグループがマウスの実験で成功したと伝わったためだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)