
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
01月28日 07時51分
本日の相場見通し/日経平均は、上値の重い展開が予想される
27日の米国株式市場では、NYダウは5日続落し、前日比41.23ドル安の15837.88ドル、ナスダック総合株価指数は3日続落し、同44.564ポイント安の4083.609ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.72(3.97%)安の17.42だった。新興国通貨などの乱高下を受け、投資家がリスクオフのスタンスを継続した。
NY円相場は3日ぶりに反落し、前週末比25銭円安・ドル高の1ドル=102円50~60銭で終えた。円は対ユーロで3日ぶりに反落し、前週末比30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=140円20~30銭で終えた。
NY原油先物相場は続落した。WTI期近の3月物は前週末比0.92ドル安の1バレル95.72ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落した。2月物は前週末比0.9ドル安の1トロイオンス1263.4ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物3月限(円建て)は14985円大証清算値比45円高だった。
「アルゼンチン・ショック」の余波を受け、米株が軟調で、対ドルでの円相場も円高基調も継続しているため、本日の日経平均は、上値の重い展開が予想される。想定レンジは14800円~15100円程度。日経平均は終値ベースで昨日まで815.23円(5.15%)したが、依然として外部環境が不透明なため、積極的な買いは期待薄だ。まずは、28~29日のFOMCの結果待ちだ。一方、31日に満期を迎える中国の金融商品が、デフォルトに陥る恐れがあるとの懸念については、27日、中国の信託会社、中誠信託が投資家と合意に達したと伝わった。今回の世界の株式市場急落の要因のひとつが一応取り除かれた点はポジティブだ。
ところで、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)の残高が、昨年末で11兆円強と過去最多に膨らんでいる。昨年末までの節税売りの結果、個人の待機マネーがここまで積み上がっている。そして、個人は逆張りを好む。このため、今後の相場下落局面では、個人の日本株買いがNISA経由で加速しよう。もちろん、これは逆張り的な買いであり、相場を押し上げる力には欠けるが、相場の下支え要因には十分なりえるとみている。一方、相場が本格的に自律反発するためには、円高に歯止めが掛かり、外国人投資家が買い越しに転じる必要がある。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)