
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
01月27日 07時18分
本日の相場見通し/週明けの日経平均は大幅な3日続落スタート
24日の米国株式市場では、NYダウは4日続落、前日比318.24ドル安の15879.11ドルと、13年12月17日以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。下げ幅は13年6月20日以来、約7カ月ぶりの大きさだった。ナスダック総合株価指数は続落、同90.701ポイント安の4128.173ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同4.37(31.74%)高の18.14だ。FRBが一段と緩和縮小を進めるとの観測が高まるなか、トルコリラが対米ドルで過去最安値を再び更新するなど、新興国からの資金流出が継続した。これが嫌気された。
NY円相場は大幅続伸した。前日比95銭円高・ドル安の1ドル=102円25~35銭で取引を終えた。一時101円98銭まで下落し7週間ぶりの安値をつけた。円は対ユーロでも続伸した。前日比1円45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=139円90銭~140円ちょうどで取引を終えた。
NY原油先物相場は下落した。WTI期近の3月物は前日比0.68ドル安の1バレル96.64ドルで終えた。NY金先物相場は続伸した。2月物は前日比2.0ドル高の1トロイオンス1264.3ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は14945円大証清算値比495円安だった。
米株の大幅下落と急激な円高進行を受け、週明けの日経平均は大幅な3日続落スタートを余儀なくされる見通し。想定レンジは14800円~15200円程度。なお、寄り付き段階から、昨年末までの節税売りで手元資金が豊富な個人マネーがNISA経由中心に押し目買いをすることが予想される。しかし、これは逆張り的な買いであり、相場水準を押し上げることはなく、あくまでも、外部環境悪化を嫌気した売り一巡後の下落ピッチを鈍化させる効果しかなさそう。
ただし、円相場が1ドル=100円を割り込んだりしない限り、目先の日経平均の下値メドは26週移動平均線(24日現在14777.20円)程度とみている。逆に、103円台回復なら、24日と本日とで空けるであろう窓上限の15288.32円が目先の戻りメドとして意識されよう。いずれにせよ、目先の日経平均は、これまで同様、円相場に右往左往、一喜一憂することになろう。
28~28日のFOMCに加え、今月31日に満期を迎える中国の金融商品が、デフォルトに陥る恐れがあるとの懸念が強まっているため、少なくとも、これらを無事通過するまでは積極的な主力株への買いは期待し難い。一方、先週まで東証マザーズ指数が5週連続で上昇するなど、外部環境悪化に伴う円高や、それを受けた225先物への売りや裁定解消売りの影響を受け難い、内需系小型株が逃避資金の受け皿となっている。この内需系小型株の相対的優位な状況は続くだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)